雨露霜雪

#35 ページ36

…







安「……」



大「…」





安「…やっぱり、言っていい？」



大「え？」



安「僕、大倉と会ってまだ全然、そんなに経ってないのに


好きに…なってもて……

だから……その。



大倉と付き合いたい。」



涙いっぱいためて、うるっうるの目。





大「……」





答えの代わりに
唇にそっとキスを落とす。




安「っん」




大「ヤス…」



安「おくら…」



安「外やからあんまり…その、恥ずかしい」





大「何それ。かわいい」




安「いやや恥ずかしい」





さっきより密着に手を繋いで、

商店街に行く。






安「なぁ、お揃いの買お？」



大「それこそ恥ずかしくない？」




安「ええやん♪」







これとかかわいいやんって選んでるヤスが1番可愛い。





大「あ、これにしよ？」




キラキラしたものを選んでるヤスに、

組紐の青色と赤色。




ええやろ？俺のセンス良くない？




安「おくらは緑！」



大「え？」







安「だってオクラやもん」


って…いや、俺緑なん？


大「うん、え？」




安「おそろい！」




購入して、また商店街の中を歩く。





大「あれ、付けへんの？」



安「うん。部屋帰ってからどこに付けるか考える！」









…

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