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…
大「ただいま〜」
安「おくら、これ冷蔵庫入れて〜」
スーパーでは放心状態やったヤスも、帰ってきてからはいつも通りで、
逆に心配になる。
大「なぁ、明日やっぱりちょっと出掛けへん?」
安「え?いいけど。どうしたん?急に……」
大「ヤスと…もっと思い出作りたいなぁって」
なんか、もっとヤスのこと知りたいし、
外に出かけたらヤスもご飯作らんでいいから休めるやろ?
大「ここの近くにな?温泉あるらしいから。
そこ行こ?」
安「おお……温泉♪」
ルンルンなヤスと一緒にご飯作る。
俺は切ったり炒める係。
ヤスは味付けと指示係。
なかなかいいコンビやで?
明日は勉強の事なんか考えやんと、2人でゆっくり出来たらええな。
安「温泉の近くにさ、商店街があるんやけど……」
大「商店街?行きたいん?」
風呂上がり、「一緒に寝よ?」って言ってきたヤスと
背中を合わせて布団に入るとそんなことを言い始める。
安「おくらがええならいきたい」
大「おん、別にええ。
ほんなら、行こか」
知り合いが店やってる所あるけど、そこさえ避けていけばきっと見つからない。
それに、
ヤスの喜ぶ顔が見たい。
なんでやろ、最近ヤスのことばっかりやな俺。
大「勉強しすぎで変になったんかな…」
隣からはもう寝息が聞こえてくる。
俺もそろそろ寝よ。
…
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裕香(プロフ) - 緑子さん» ありがとうこざいます! (2020年2月27日 11時) (レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
緑子 - 続き楽しみにしてます! (2020年2月26日 22時) (レス) id: ffc04175b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年2月22日 13時