#20 ページ21
…
シャーペンを握る手に力が入らなくなって、
俺の目も、閉じる。
同時に遠くの方でチャイムが鳴る。
……
安「大倉?」
大「…や……す?」
安「大丈夫?」
大「うん……でも、めっちゃ眠い」
授業終わったんかな……すごい頭がぼおっとする。
安「もうすぐ6限はじまるで?
さっきの授業中もずっとウトウトしてたし……
昨日あんまり寝れてない?」
大「んん……」
安「…大倉、次体育やから着替えに移動せなあかんで?大丈夫?見学にする?」
大「…体育…………?」
そこで意識がやっと浮上してきて、上体起こす。
大「…うわ、次体育……」
安「うん。もうみんな移動したで?」
大「うわ、ありがとうヤス。」
初日から体育とか、もううんざりやけど。
頑張らな。
安「おくら体育好き?」
大「普通。」
安「そっかー、身長差あるから一緒には出来へんかな?」
大「あー、そうかな」
一緒がよかったなぁってしょんぼりしてるヤスと体育館に向かう。
体育館ってすごく遠い。
別館にあるから、歩いて5分くらいかかる。
安「急がな、」
大「ほんまやな」
小走りで目指すは体育館。
休み時間10分しかないのどうにかして欲しいわ。
…
122人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
裕香(プロフ) - 緑子さん» ありがとうこざいます! (2020年2月27日 11時) (レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
緑子 - 続き楽しみにしてます! (2020年2月26日 22時) (レス) id: ffc04175b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆうか | 作成日時:2020年2月22日 13時