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…
安田side
大「さっきの子Aちゃんって言うんやな」
安「……うん。」
大倉が全然帰ってこやんくて食堂の中を探してやっと見つけたら女の子、しかも
大倉の隣の席の子と仲良く喋っとって、
心の奥がモヤモヤってしてくる。
安「どうしたんやろ……ぼく。」
大「どうしたん?」
隣に座ってオムライスを口いっぱいにほお張るくまさんが僕の顔を覗く。
安「あ、ううん。なんでもない!」
4月ってやっぱり暖かいね。
中庭で食べるのくせになりそう。
暖かくて木陰やったら夏でもここでご飯食べれそう。
それにここやったら人少ないし、今だけは大倉を独り占めできる……なんちゃって
大「でも、ヤス凄いよな。もうクラスに喋れる人おるもんな。」
大倉、もっと周りに興味持ってよ。
安「はぁ、大倉食べるの見てたらお腹すいてくるな」
大「ほんま?」
うれしいわぁってほっぺたにご飯粒付けたまんま。
安「……なぁ、大倉。」
大「ん?」
安「……」
大「……?」
安「ついてる」
大「え?ほんまや、ありがとう」
ニコって恥ずかしそうに笑う顔が、太陽に照らされて輝いてた。
安「か、っこいい……」
見とれてまう。
ふわふわの卵食べてる大倉が、
すごくかっこいい。
大「え?なんか言った?」
安「え、なんも言うてないよ?」
大「うん?ならいいんやけど。」
もっと見てたかったけど大倉は食べるの早くてすぐに完食。
あーあ、もうちょっと独り占めしたかったなぁ。
…
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裕香(プロフ) - 緑子さん» ありがとうこざいます! (2020年2月27日 11時) (レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
緑子 - 続き楽しみにしてます! (2020年2月26日 22時) (レス) id: ffc04175b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年2月22日 13時