検索窓
今日:12 hit、昨日:5 hit、合計:69,697 hit

#11 ページ12






大「ちょ、ヤスもうちょっと、ゆっくり、いこ」




安「あかんって!もう遅刻すんで?」




猛ダッシュで校庭駆け抜けていくヤスの背中はどんどんどんどん離れてく。



朝ごはん食べんかった方が良かったかな。

でも、美味かったし、俺のためにちょっと多めに作ってくれてたんやもん。


食べてまうやん。



もう無理、もう走られへん。



大「あ、あかん、横っ腹痛いぃ…」



?「自分何してるん。大丈夫か?」




大「ぁい?」




前屈みになりながらも前進する俺に上から話しかけてくる声。



見上げると、見たことない顔。


話し方昨日の村上さんと似てる。



大「遅刻…するんで、急いでるんですけど……

腹、痛くて」




?「なんや、そんなんまだまだ時間あるからそんな急がんでええで?

偉い早起きなんやな。」




手を差し出される。





大「ありがとうござい、ます」





その手を掴んで起き上がり

姿勢正して、、うんやっぱり腹痛い。





屈んでいた時には逆光で分からへんかったけど、


この人すっごい白いな。


なんか、雪男とかこんな感じちゃう?ってくらい。



めっちゃ白い。





?「そんな急いでなんか用事あんの?教室に」



優しい声で聞かれる。



大「いや、なんかルームメイトが急いでたから……


まだ遅刻しないっすか?」


そういえば、ヤスどこ行った?



?「遅刻も何も、まだ7時15分やで?」



大「えっ?!」



?「なんやねん、急にでかい声出すなやw」




びっくりしたわほんま。って言うてるけど

リアクションうるさいなこの人。



?「俺、2学年の横山って言うねんけど、

自分、1年生か?」



大「あ、はい。1年の大倉です」




横「おおくら………まぁ、よろしくな」




大「よろしくお願いします。」




よろしくとか言われても、って感じやけど

とりあえず先輩やし頭下げとこ。




ヤスもう教室行ったんかな。


俺部屋戻って休んどこかな……でもまたここまで歩いてくるんめんどいし、

かと言って教室で時間潰すのもめんどいし…






横「なぁおおくらくん、時間あんねんやったらここで話し相手しといてや。」









#12→←#10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
122人がお気に入り
設定タグ:関ジャニ∞ , 学園
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

裕香(プロフ) - 緑子さん» ありがとうこざいます! (2020年2月27日 11時) (レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
緑子 - 続き楽しみにしてます! (2020年2月26日 22時) (レス) id: ffc04175b3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆうか | 作成日時:2020年2月22日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。