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二十二頁目 ページ24

手摺の付け根部分のみが何故か腐っていた。
上の壊れていない部分の手摺を見ても腐ってはいない。
何かしらの液体がこの壊れた部分にかかっていたのかもしれない。が、腐っていたのは通路側ではなく外側のようだ。

わざわざ外側にかかるわけがない。あるとするなら何か湿ったものを当て続けるとかの人為的な事をしなければならない。

ふと目線を下げるとそこには開かない扉。しかし、

開いている。

まるで私に入れとでも言うかの様に隙間が開いている。

この先は何の部屋なのかは分からないがウィラさんは荘園の主の部屋ではないか?と予想をしていた。
未だ荘園の主を見た人は誰もいない。

もし、その予想が当たっていたのなら?
ならばここに荘園の主がいることになる。

しかし、これはルールに違反しないだろうか。もし把握していないルールがあってここで破ってしまったらどうなるのだろうか。
厳重注意?それとも一発失格?不安が頭をよぎる。

しかし、好奇心に勝るものはやはり無い。
そもそも見てはダメなんて説明なんてされていないし、大体鍵をかけ忘れた主の方が悪い。
私は身勝手なエゴを満たすために目の前のリスクに手をかけた。

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野菜 - 感想ありがとうございます!こんな褒められると思ってなかったので嬉しい限りです。引き続き頑張りますので是非たのしみにお待ちください! (2019年6月27日 16時) (レス) id: d6aefcc85a (このIDを非表示/違反報告)
saniwanotori(プロフ) - 背景推理からとても丁寧に物語を構成されていて読み応えがありました。不穏な描写の表現も天才的でドキドキしながら読ませて頂きました。こんなに面白くてとても素敵な作品に出会えて幸せです!切実に消さないで欲しいと思いつつ、続きを楽しみにしております (2019年6月26日 23時) (レス) id: 9faba28f95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:野菜 | 作成日時:2019年6月22日 13時

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