出会い ページ1
HSside-----
今日も、いい天気。
♪〜音楽聴きながら、鼻唄が止まらない。
俺は、外へ走りに来ている。
ジャージにサングラス、頭にはヘアバンド。
ちょっと派手かなと思う出で立ちだけど、意外と気づかれない。
芸能人が外を普通に走ってるとは思わないのかもしれない。
俺はオフの時間たまにこうして外を走る。
気分転換にもなるし、身体を動かすのが好きなので、とにかく気持ちいい。
公園に着いたら、いつものベンチに腰掛けて、休憩。
遊んでいる子どもたち
散歩してるお年寄り
同じように走ってる人
行き交う人たちを眺めるのもいつもの習慣だ。
そして、
今日も走ってきた一人の女性。
俺と同じように走るのが趣味のようで、
ジャージにサングラス、キャップをかぶっているが、
キレイなプロポーション。
爽やかな空気を纏った彼女は、毎日のように走ってる。
いつからか、よくすれ違う人だなと思っていたけど、
今では彼女を見かけるのが習慣になった。
ある時、公園にいたおじいさんがカバンを落としたことがあって。
助けたほうがいいかな、と思ったが、
俺より早く、彼女が駆け寄っていた。
「大丈夫ですか？」
サングラスを外して、声をかけていて。
おじいさんの荷物を拾い、軽く世間話をしてから
手を振っておじいさんを見送っていた。
初めて見る素顔は、予想よりも若くて幼くて
すごく可愛らしい人だった。
声も、笑顔も優しい。
メイクなんてほとんどしてないみたいだけど、
すごくキレイなのは、心がキレイだからだろうか。
素敵な人だなぁと思ってから、
毎日ランニング中の彼女とすれ違うのが、ちょっとした楽しみになってるのだ。
向こうも、俺をよくすれ違う人と認識しているようで、
目が合った時には、会釈をお互いにするようになった。
気持ちいい。爽やかなこの時間がとても気持ちいい。
周りにも気付かれてない、
普通の一般人のように公園にいられるこの時間が、貴重だ。
そんなある日、彼女の走るところを見ていると、耳から光るものが落ちるのが見えた。
なんだろうと見てみると、シルバーのピアスみたいだ。
HS『あの、これ落としましたよ？』
これが、彼女に話しかけた最初の一言だった。
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ごまきち(プロフ) - boboboさん» ありがとうございます!またホビの優しさが伝えられるようがんばります☺ (2022年9月16日 4時) (
レス) id: e4156e75e4 (このIDを非表示/違反報告)
bobobo(プロフ) - ほんと最高です…。ぜひとも、これからもホビのお話を書いていただきたい。。。！！泣♡ (2022年9月15日 21時) (レス) id: 6615832b28 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - おかゆさん» ありがとうございます!嬉しいお言葉励みになります。ホソクいいですよね☺また上げれるよう、考えてみますね☆ (2022年5月29日 20時) (レス) id: 48b8082223 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - ごまきち様が書かれるホソクさんが大好きすぎて、このお話を何周もして読んでしまうくらい大好きです🥰主様のご気分が向いたらで問題ないので、いつかまたホソクさんのお話が見たいです！ (2022年5月29日 12時) (レス) id: 851d6ff985 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまきち
| 作成日時：2022年5月17日 5時
