ミンさんの偽彼女【YG】

告白 ページ37

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ショックだった。






ここのところ、いろんなことで忙しくて、
あまり頭が整理できてなかった。




先輩のことも気になってはいた。

私のこと、大切に思ってるって。

それって？



そんな矢先に彼女と別れたって噂。




でも、嬉しいとかそういうのよりも、先輩大丈夫かなぁとかそんなこと考えてた。






それよりも何よりも、ユンギから恋人のフリをやめていいからって言われて、すごくショックだった。



確かにずっとなんて続かない。




お互いのメリットがあって始めたことだし、
先輩が別れたのなら、やる意味はない。




言われてみればそうなのに、私は全然そんなこと考えてなかった。




このままユンギとは、仲良くいい関係が続けられると思ってたから。





ユンギは、やめたかったのかな。





そりゃそうか。私と付き合ってるなんて噂があれば、
いつまでもユンギも誰とも付き合えないし。




私のためにやってくれてたようなもんだしね。






それでも、いざ言われると、ショックで悲しくて。




返事は保留してあるけど、どうしたらいいか。












頭がぐちゃぐちゃなまま、一週間が過ぎた。









JN「Aちゃん、ご飯行かない？」



久しぶりに、先輩に夜ご飯に連れてってもらうことに。







JN「あれからどう？大丈夫？」




『はい。ご飯も食べてるし、
　仕事のことはスッキリしました。』




JN「Aちゃん、我慢するからね。俺の前でも泣かなかったでしょ。一人で泣いてたんじゃないかと思ってたから」




そっか。





私は先輩の前でも泣かなかったのに、
ユンギの前で大泣きしてスッキリしたんだった。




『ありがとうございます。ご心配おかけしました』








JN「あのとき言ったことだけど」




『？』




JN「Aちゃんのこと、大切に思ってるってやつ」




『、、はい』





JN「そういう意味だから」





『え…』





JN「ずっと後輩として見てきたつもりだったんだ。
　 でも、いつも近くにいて一緒に仕事して、
　 いつの間にか、大切な存在になってた。」





『………』




JN「彼女とうまくいってなくて、その頃Aちゃんが付き合ってるって聞いて、その時、ハッキリしたんだよ」




『……そう、ですか』






JN「彼氏いるってわかってたけど、抑えられなくて。
　ごめん。気にさせるような言い方して。

　俺は、Aちゃんのこと、好きだから」

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