ミンさんの偽彼女【YG】

涙 ページ35

金曜日、Aといつものように食事をした。






いつもみたいに楽しく食事をするけど、
どっか無理してるのがわかる。





YG「仕事、大変だったな。」




『うん、ユンギに聞いてもらってたのに』




YG「俺には、お前の仕事はわかんねえからな、、悪い。」




『部署が違うから仕方ないよ』





YG「でも、無理して笑わなくてもいいぞ。怒りたいならおこればいいし、泣きたいなら泣けばいんだよ」





『なかなか出せないよ』





YG「俺の前だぞ？今さら気つかうのかよ。」





『じゃあ怒ってもいいの？めちゃくちゃ叫んじゃうよ』




YG「おー叫べ叫べ笑」





『周りの人に迷惑だって笑』





YG「関係ねえ笑」




二人で笑ってたら、急に涙目になってきた。




『悔しかった。すごく。頑張ったの。』




YG「おー」




『絶対に正しいって信じてたことが、認められなくて。
　悔しいし、悲しかった。』




話しながら、どんどん感情が溢れてきて、
泣きじゃくってる。




『う〜悲しかった〜ユンギ〜泣』



YG「おー泣け泣け」




『うえ〜』




YG「よしよし」




頭を撫でてやると、小さい子みたいに、わんわん泣いた。





我慢してたんだろうな。




泣いて楽になれるんなら、いくらでも付き合ってやるよ。











『はースッキリした。ありがと。やっと泣けたかも』






YG「よかったわ。いつでも泣けよ」





『ユンギに甘えすぎだよね、わたし』





YG「いいよ別に」






『ありがと』









YG「あのさ、」





「何？」





YG「恋人のフリ、まだ続ける？」






ついに、言ってしまった。

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