ミンさんの偽彼女【YG】

ペア ページ30

旅行２日目も、すごく楽しかった。




美味しいもの食べて、いろんな物見て、みんなでわいわいして、本当に楽しかった。





YG「何か買うかな」





『うん！』





YG「これとか？好きそうじゃん」






ユンギが手に取って見せたのは
淡い水色を基調とした色合いの、ユニコーンのストラップ。





『可愛い』





YG「こんな感じのやつ、いつも鞄についてるよな。」





『あーうん。仕事用の鞄についてるね。』




YG「好きなの？」




『あれは、先輩に貰ったの。』




YG「………へえ」




『可愛いね、これ』




YG「違うのにしたら」







みんなはそれぞれ恋人同士おそろいの物を買ったりしてた。








『ペアかぁ。可愛いよね。』




YG「俺らも恋人らしく１つくらい同じもん買っとくか」



『いいの？じゃあ買おうよせっかくだし』




YG「ここらへん、ペアグッズだよな」




『わ〜めちゃくちゃ可愛い！なにこれ！』






そこにあったのは、可愛いシルバーのストラップ。




恋人同士のキャラクターの一人ずつがストラップになっていて、シンプルだけど、キラキラしてる。


落ち着いたデザインだけど、すごく上品で、男の人がつけてもかっこいいデザインだと思う。




２つを手にとってみる。





『見て、これ、合わせるとキスしてるみたいになるんだ!』





YG「ほんとだ。１つずつ見たらわかんねーな。」





『わ〜めちゃくちゃ可愛くない？』




YG「欲しいの？」




『ダメかな？』




YG「まぁいいけど」




『わーい♪ありがと』










私がスマホにつけると、
ユンギも少し照れながら、スマホにつけてくれた。





『お揃いだ♪なんか恋人っぽーい笑』




YG「ハハ 恋人だろ笑」





楽しい思い出がまた１つ増えた。















帰る前に、海へやってきた。



少し夕陽が差して、すごくキレイで。



また他の二組はそれぞれラブラブしてるし。




私達も砂浜に腰掛けて、海を眺めることにした。




『ありがとね。すごく楽しかった』




YG「俺も。来てよかったよ。」

　


『キレイだね』






黙って海を見てたら、手を握られた。






驚いて顔を見上げたけど、ユンギは黙ったまま。






何だろう。すごくせつなくて、愛おしい気持ちがする。




そのまま少しだけユンギに寄り添うと、




肩を抱かれて、頭がユンギの肩に乗っかった。

　



こうしてると、本当に恋人。

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