ミンさんの偽彼女【YG】

翌朝 ページ29

yourside-----




あー気持ちいい。


よく眠れた。






そうか。

ここは旅行先のホテルだ。







温かくて気持ちいい。








包まれてるみたい。


ゴツゴツした腕に。






ん？






んん？









慌てて目を開けた。





どうやらこれは、ユンギの腕。





私は抱き枕だと思われてるんだろうか。





寝る前は、確か普通に横になって、おやすみってしたはず。






それがなぜ、こんなに密着しているんだろう。







頭を上げてユンギの顔を見てみる。





えーと。眠っていますよね。






YG「くすぐったいだろmmm」




ひっ。


急に頭をわしゃわしゃされた。




私のこと犬と勘違いしてますか？






１つのベッドで一緒に寝たから、こうなったのね。




まぁ仕方ないか。




ユンギなら別にいいや。







そのまま顔を眺めると、改めてキレイな顔だなって気付く。





腕は意外にゴツゴツしてて、骨骨しい。




そして何より、包んでくれてる胸が、温かい。




安心する。




ユンギなら、安心して甘えられる。





なんか、うとうとしてきたな、、、。








YG「ん？」





『ん？』





YG「え？」





『え？』




YG「何してんの？は？」




『おはよ』




YG「いや、おはよじゃなくて」




『よく眠れた？』





YG「え、、、？ ひっついて寝てたのか」




『抱きまくらになった気分笑。いや、ペット？』





YG「うわ、マジでごめん。」






『温かくて、気持ちよかったよ』





YG「、、、、お前な」






『ん？』







YG「なんでもねーよ」







なんだろう。

照れてるのか怒ってるのか、ユンギは
朝から頭を抱えてしまった。





そんな、気にすることでもないと思うんだけどな。






これもまた、旅行の思い出かな、なんて。

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