ミンさんの偽彼女【YG】

先輩 ページ22

『ごめんっ』




ユンギには、金曜日行けなくなったことをそのまま話した。





YG「別にいいって。また来週な」




『でもなんか、毎週行くのが当たり前になってたから、
　自分でも変な感じがしてて』




YG「憧れの先輩との食事なんだろ。よかったじゃん。」




『うん、そうなんだけどね』




YG「あっちの彼女さんは大丈夫なのか」




『うん、気にするなって言われた。
　わたしも彼氏いるしって』





YG「じゃあ、気楽に行ってきたら。」





『うん、、、そうだね。ありがとう』






なんだろう。先輩とご飯に行けるのは嬉しいはずなのに、
ユンギと過ごさないことに、違和感というか、
ちょっとさみしい気もしてる。





最近ずっと一緒だったからかな。










−−−−−−







『久しぶりですね、二人でご飯』






JN「そうだね。Aちゃん彼氏できてから、
　 なかなか誘いづらくなってさ。」






『別に私はご飯くらい全然大丈夫ですよ。』





JN「うん、そっか」





いつも明るいけど、
最近、先輩は元気がない気がする。



前みたいに冗談とか言って絡んでくることも減った。






『先輩 元気ないのは何でですか？』





JN「……いや、悩んでてねちょっと。」






『私が聞いてもいいですか？』





JN「…うーん……彼女とね、うまくいってなくてさ。最近。」





『えええ？？』





JN「ハハハそんな驚く？笑」




『いや、そうなんですか。予想してなさすぎて』




JN「まぁ、なんとなくなんだけどね。あっちもイライラしてるし。俺も俺で、別のこと考えてたりで」




『仕事のことですか？』




JN「だったらカッコいいんだけどね。」




『プライベートなことですか』




JN「まぁ、そんなとこ。」





『私なんかでは力になれないかもしれませんけど、
　先輩には、元気でいてほしいです。』





JN「ありがとう。そんなことないよ。Aちゃんのおかげで、俺はすごく元気をもらってる。」





『そんな、わたしなんて』





JN「これからも、そばにいてよ」





『…はい。』







なんか、こんな先輩初めてで、戸惑ってしまう。






彼女さんと、うまくいってないって。





どう聞いていいのかわかんないよ。

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