ミンさんの偽彼女【YG】

先輩 ページ3

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男「ご飯いこーよ」




『いや、大丈夫です。』







ニッコリ笑うけど、しんどい。








わたしは、職場でのこういうお誘いに日々苦悩している。





別に嫌なわけじゃない。





恋人もかれこれいないし。





別に食事くらいと思われるけど、今は誰の誘いにも乗る気はない。












なぜなら、私には、好きな人がいる。









うちの上司、キム・ソクジン先輩。







もう何年片想いしてるんだろう。






今日も密かに先輩を目で追っている。






見てるだけで幸せ。





話しかけられたら、嬉しくて嬉しくて。






先輩は優しくて、面倒見が良くて、みんなの人気者。




でも私なんかのことも可愛がってくれる。












先輩に彼女がいることは、みんな知ってる事実。




叶うはずのない気持ち。





ショックだったけど、それでも好きでいるしかなくて。








今日もまだ片想いを続けている。











JN「Aちゃん、お腹空かない？何か食べに行こうか」






『えっ』





JN「もしかして嫌だった？」






『いえ。嬉しいです///』





JN「どこ食べに行こうか。ラーメンでもいい？」





『喜んで。』






ああどうしよう。




心の中でニヤニヤが止まらない。




こんな風に優しくされたら、それだけでいいって思ってしまう。







ごめんなさい。









叶うことはないけど、このまま好きでいてもいいですか。

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