ミンさんの偽彼女【YG】

それから ページ17

それから金曜日のたびに飯に行った。



毎回交代で店を決めることにして、それぞれの食べ物の趣味もわかってきた。




食べながらいろんな話をした。



仕事のことや、趣味のこと、最近あった出来事とか、
話は尽きない。



多分、本当に気が合うんだと思う。



話のテンポというか、感覚？
ピタッと同じ感じがして、一緒にいてすごく楽。




うんうんわかるよ、そうだよね、ってよく聞いてくれる。




天然ボケっぽいとこもあって、ちょっとイタズラすると、すぐ騙される。



『もー!ユンギひどい』




いつも怒ってプリプリしてて、面白い。




それでも本気で怒るわけじゃなくて、困り顔で笑ってる。





同性だったらめちゃくちゃ仲のいい親友になれただろうな。



こんな子がいるんだなって驚いていた。













会社では、たまにすれ違うときには、軽く挨拶してる。




YG「おつかれ」




『おつかれさま。またね』




自然な挨拶を交わすようになった。




そのおかげか、本当に付き合ってるんだねって
最近言われるようになったとAは言ってた。





俺も、めったに女の子に告白されなくなった。





付き合ってるってのが浸透してきたってことかな。







周りから見たら、多少は付き合ってる恋人に見えてるんだ。







これが落ち着いてきたらいいのにな。

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