ミンさんの偽彼女【YG】

信憑性 ページ14

YGside-----



HS「で、結局どうやって付き合い始めたの？」



JM「全然見えてこないけど」






こいつらは毎日Aさんのことを聞いてくる。






YG「ほっといてくれって」





HS「なんだよー同僚の幸せを祝いたいのに」




JM「ね、聞きたいよね」




YG「いいだろなんでも」





HS「デートとかちゃんとしてる？全然会社で話さないけど」




JM「写真とかないの？見せてよ」





HS「今度一緒にご飯いこーよ。彼女は何が好きなの？」






YG「いいから。ほっとけ」




JM「秘密主義なの？あんまり隠してると、結局また女の子に言い寄られるよ。」





HS「なんか全然付き合ってる感じしないもんね」


　

YG「、、、、」







痛いとこ突かれた。






付き合ってるって周りには公言したものの、
それだけでみんなが納得してくれるわけではない。





俺たちは前と全然変わらない。




むしろ、前よりも話さなくなってるくらい。





二人にあれこれ聞かれて、Aさんのこと、何も知らないことに気付く。


　


仮でも彼女なのに、好きな食べ物すら知らない。





誕生日も、電話番号も、知らない。




当然だけど出会いのきっかけも、デートの思い出も、
何もない。





女避けになると思っていたけど、あまりに信憑性のない恋愛話に、最近は不思議がられてる。






どうするかな。

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