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安「もぉ!なんで起こしてくれへんのさ!」
プンプン怒るヤスも可愛いな。
なんて考えてたら本格的に無視され始めた。
大「なぁ、やすそろそろ許してぇや」
安「……ほんまに反省してるん?」
大「うん、してる。
やすが可愛かったからつい、意地悪してしまっただけ」
安「全然反省してへんやん。」
大「可愛いは事実やん」
安「俺は可愛ないし、遅刻しかけたとか有り得へんし。」
大「ええやん、ちょっと遅れたって遅刻じゃなかったんやし。」
安「どんだけ腰痛い思ってるん?」
大「ヤスの方が激しいし」
安「〜〜〜っっ!!もぉうるさい!ちゃんと反省しなさい!!!」
大「反省してるって、なぁどうやったら伝わる?
俺めっちゃ反省してるで?」
放課後、予定もなく寮までの道を歩いて部屋に入った途端、
ヤスからキスをした。
ちょっと下手くそで乱暴なチュー。
安「じゃあ、今日から1ヶ月俺に触れるの禁止な!」
当たり前やけど1人で抜くのもあかんからな。
念を押されてえぇ、と声を漏らす。
安「反省してるんやったら、それくらいしてもいいでしょ」
大「ヤスは?ヤスは足りひんくならへんの?」
安「……ならんのんちゃう?」
早々とキッチンに消えていったヤス。
反省してない訳じゃないけど、
大「どうしょ………1ヶ月…か」
我慢せなあかんよな。
とりあえず、触れないように。
もどかしい日々が始まる。
…
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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年4月7日 10時