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…
交渉も終わり、
無事9月、市民会館を一日お借りすることが出来る様子。
会長「ありがとうございました。」
大「失礼します。」
2人揃ってまた階段を降りていくと、さっき通った勝手口の前によく知る人を見る。
大「えっ、草部さん?」
思わず、懐かしの顔に声が出てしまう。
口にして、草部さんと目があった瞬間
ハッとする。
横の会長が、不思議そうな顔をした。
やばい、バレる。
草部さんは昔から俺の世話を良くしてくれていた親父の部下で、
怒るとかなり怖い、組のお偉い人だ。
草部「あれ?忠義くん?なんでこんなとこに…」
会長「知り合いかい?」
草部さん見た目からして一般人じゃないからちょっと心配した声で聞かれる。
めっちゃ知り合いです。
なんなら軽く家族みたいな人です。
大「前に知り合ったんっすよ。
久しぶりですね草部さん!」
会長を抜かして、草部さんと1対1で話したい。
でもその場から動いても怪しまれるから、
そっと周りの人には聞こえないように耳打ちする。
「話合わせて」
と。
直ぐに察したのか、「久しぶりやなぁ」とハグを返してくれる。
同時に「後でちゃんと話せ」と耳元で軽く脅される。
来る時に道はちゃんと覚えたし、会長には悪いけど先帰ってもらお……
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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年4月7日 10時