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#114 ページ24







錦戸side




こんばんわ。


……俺、出番少なくない?




確かにずっと勉強に追われてて、これといって話す内容とかもあんま無いねんけどさ。





錦「にしても……どうかと思うわ。この量」





)ー)ーー





安田side






安「…ん……腰いったぁ…………」




朝、目が覚めると目の前に大好きな俺の大倉がおる。



この腰の痛さじゃ起き上がることも難しいので、しばらくこの王子様級の顔面を眺めることとする。






夏休みに入ってから、大倉は色んな女の子から手紙を貰ってる。



内容はデートのお誘い。




安「行かんの?」



大「行かん」



安「じゃあせめて、返事だけでも渡しに行ったら?」



と、勧めたものの


大「嫌や、そんなんの為にヤスと離れたくない」




なんて言われるから、それ以上何も言われへんくて、


結果、こうなってる。



全裸の彼氏に布団を被せて、蒸し暑い部屋を換気する。



外でうるさく蝉が鳴き出していた。





安「わあ、朝から元気……」



腰を抑えて、痛いの我慢しながら料理。



大倉の分も作り終わったら、お寝坊彼氏を起こしに行く。





朝ですよーって。




その時ピンポーンと玄関で音がする。




おーくら先に起こした方がいいか、


玄関に来た人を迎えに行った方がいいか迷ってる間に、
もう一度ピンポーンと音が鳴る。







安「わっわっ」




大倉をそのままに、玄関に急いだ。









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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年4月7日 10時

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