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…
大「…ヤス〜」
安「うん?何?」
雨の日が続いてまだまだ梅雨。
もうそろそろ太陽を見たい頃。
大「暑い〜」
安「ほんなら、まだ午前中やけどクーラー付ける?」
大「付けよ〜」
ベッドの上で溶けてまいそうやわ。
安「えっとリモコン…」
大「テレビの横」
安「あ、あった」
ピッと冷房をつけたら直ぐに、横に置いてるタオルケットを身に纏うヤス。
冷房に弱いらしく、この前はお腹痛いって言うて泣いとった。
大「やーす、こっち」
まだつけて直ぐに部屋が冷えることはなく、
暑いまんまやけど。
ヤスを腕の中に捕まえて布団を被る。
安「暑いんちゃうん?
それとも、タオルケットに嫉妬?」
大「タオルケットに嫉妬なんかせぇへんし。」
安「そーですかー。僕は布団に嫉妬したけどね」
大「ヤスっぽいわ」
何故か納得してまう。
あー眠なってきた……
明日は朝早くから生徒会の仕事があるし、今から寝ててもええんちゃうかな?
安「寝たらあかんよおーくら、
夏休みの課題全然手つけてないねんから」
大「えー、寝ようとしてへんよ?」
うそ、ヤスを抱えると眠なるねん。
安「ホンマに?」
大「んふ」
安「絶対うそや、寝ようとしてる!」
ヤスに叩き起されて、数日ぶりにシャーペンを握った。
あー、ちょっとの間サボってたからもう授業内容忘れたわ…
この公式なんやったっけ?
夏休みが終わるまで
あと3週間。
…
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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年4月7日 10時