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「おいA、でかけるぞ」



『へ?』




クリントが来るのはわかってたけど、内容が急だな
ナターシャもフィルもそうなんだけど、みんなもっと私の予定とかちゃんと気にして欲しい、まあ予定ないんですが




「何アホな顔してんだよ、早く着替えろ」




クリントが私のクローゼットを開けようとしてきたから阻止して外で待っててとだけ言って部屋から追い出した

年頃の女の子のクローゼット開けようとするなんて、なんて困った男



私は急いで着替えを完了させてクリントの待つ外へと出ていく








__________




『ねえどこ行くの?』



少し寒くなってきたニューヨーク、街には少しだけ慣れたけどこの人混みにはまだなれない




「あ、おまえ昼飯食ったか?」



『まだだけど、どこ行くの?』



ならよかった。って言ってクリントはまた歩き出す。質問には答えてくれないのね



時々ちゃんと私がついてきてるか確認してくれる、同い年の女の子の中ではまあ背はある方だとは思うけどニューヨークの人波は相変わらずすごくて飲まれそうになる



『ねークリント、服掴んでてもいい?』


「あ?絶対迷子になるなよ、ガキ」


『ガキじゃなくても迷子になるんです』



クリントのジャケットの裾を掴めば安心した
私服のクリントはひさしぶりでなんだかちょっとだけ心がウキウキしてる


「楽しそうだな」


『クリントもね』





2人で笑ってこっちだ。とクリントは細い路地に入っていく

「あそこだ」



クリント指したのはコンクリートむき出しの古びたビル、だが1階は柔らかい空色の扉で出迎えてくれる。レストランのようだ



中に入ればアンティークのテーブルやチェアが並ぶ居心地のよい空間が広がっている。壁にはカモシカやガチョウ、羊などのはく製が飾られてていて、メインから1本離れ静かで落ち着いている店内


店員さんがやってきて、クリントとなにやら話をし2階の席へと案内された


2階には誰もおらず、また1階と違った雰囲気の世界だった



『よく来るの?』



「時間が空いた時とか1人でな。落ち着くだろ?」



『すごい素敵なところ』



ちょっとクリントにしては意外なところだけど。って心の中で思ったけど、目の前に座る彼を見れば空間に馴染んでいてそんなことも無かった




「結構飯も上手くてな」


『へぇ、じゃあクリントのオススメがたべたい』



私がそういえばクリントはちょっとだけ笑ってウェイターにメニューを見せながら注文してくれた。

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アリー - 凄く面白いです!大変だとは思いますが更新頑張って下さい!楽しみにしています (2019年9月26日 16時) (レス) id: 4a49b07a13 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - 刹那さん» はじめまして!とっても嬉しいコメントありがとうございます!ぜひ最後までお付き合いくださいませ!! (2019年9月23日 8時) (レス) id: fe681de757 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 初めまして!ホークアイ落ちの小説待ってました!!ありがとうございます!すごく面白くて、これからどうなっていくんだろうってわくわくします!更新頑張ってください! (2019年9月19日 23時) (レス) id: f050d91d12 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - かなとさん» かなと様、ご指摘ありがとうございます!よく見ないでおりました、大変ありがとうございます。 (2019年9月19日 20時) (レス) id: fe681de757 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月19日 19時) (レス) id: 1346ef8349 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リオハ | 作成日時:2019年9月19日 18時

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