27 ページ28
ここは、どこだろう
視界に広がる野原、大きな家が1軒だけ建っていてあとは草花が生えていて空気が気持ちいい
なぜだか私の視界はいつもより高くて、足も手も伸びた気がする
「A、こっちこい」
振り返ればクリントがとても優しく笑って私を呼んでいた
『クリント』
私が近づけば彼は私の腕を引っ張り自分の腕の中に私を閉じ込めた
『クックリント……!?』
「A、________________」
え、なに？なんて言ったの？
クリントの言葉は聞こえなくて、でも彼はそのままどこかへ消えてしまった
呼んでも彼が振り返ることは無かった
あ、夢……
目が覚めた、何となくわかっていた気がするけどやっぱり夢だった
いつの間に寝てしまったんだ、今何時だろう。
ゆっくりと目を開けばすぐにクリントが視界に入ってきた
『え、クリント!?』
私はびっくりして、眠気なんてあっという間に忘れてしまった
「やっと起きたのか」
よく寝てたなって言いながら冷蔵庫から水を取ってくれた
『ありがとう、私どれくらい寝てた？』
「さあ、俺が来てから1時間ちょい位だな」
1時間も待たせてしまったのか。
『ごめんクリント、コールソンに言われてきてくれたんだよね？』
「ああ、別にいい。今日はたいして疲れてないからな」
そう言って彼も水を1口飲んだ、
「で、なんか用か？」
『あ、そうそう。今日ナターシャと一緒に街に出た時美味しそうだったから買ったの。
クリント一緒に食べたいなあって思って』
そう言って私は立ち上がり、テーブルの上に乗っていた袋をみせた
「お前それ、人気のドーナツ屋の袋じゃねえか……」
クリントがテンション上がってる、喜んでるみたいでよかったよかった
『本当は食べ物じゃなくてなんか残るものがいいかなって思ったんだけど。
クリントって何がいいかよくわかんないからとりあえず甘いものにした。
コールソンにはネクタイあげたんだ〜』
お皿にドーナツを出してクリントに渡す
「なら次は俺が連れてく、一緒に選んだ方がいいだろ？」
そう言って嬉しそうにドーナツを頬張った
『クリントが嬉しそうで私も嬉しい』
「うっせーよ、ガキのくせに」
これでも食ってろ。っていって私の口にドーナツを押し込んできた
「ありがとな、うまい」
『いいえ、一緒に食べれてよかった』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アリー - 凄く面白いです！大変だとは思いますが更新頑張って下さい！楽しみにしています (2019年9月26日 16時) (
レス) id: 4a49b07a13 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - 刹那さん» はじめまして！とっても嬉しいコメントありがとうございます！ぜひ最後までお付き合いくださいませ！！ (2019年9月23日 8時) (レス) id: fe681de757 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 初めまして！ホークアイ落ちの小説待ってました！！ありがとうございます！すごく面白くて、これからどうなっていくんだろうってわくわくします！更新頑張ってください！ (2019年9月19日 23時) (レス) id: f050d91d12 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - かなとさん» かなと様、ご指摘ありがとうございます！よく見ないでおりました、大変ありがとうございます。 (2019年9月19日 20時) (レス) id: fe681de757 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月19日 19時) (レス) id: 1346ef8349 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リオハ | 作成日時：2019年9月19日 18時
