In my dreams

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『近い未来、数秒先のことが一瞬見えることもあるし。夢で遠い未来のことを見ることもあります
でも予知の力自体はコントロールできないんです』




彼は少し驚いた顔を見せたが、問い詰めることなくじっと話を聞いてくれた




『 予知の力は物心ついた頃から少しずつ自覚しだして。奴らはこの力を利用しようって、私を研究して、そしてら奴らの実験で他の力もついたんです。
簡単に言うと五感が人より何倍も優れてて、それの相乗で私の予知の性能をあげるっていってました。
最終的には"超感覚的知覚能力者"という扱いになって性能を上げていけばテレパスや透視能力も使えるようになるだろう。って奴ら私にいってきたんです』





私が話し終わっても、彼は口を開かなかった



次から次へと言葉が口から溢れてったたけど、こんなこと言っても普通受け入れられないよね。




『あ、ごめんなさい。いきなりこんな話してしまって…………気持ち悪いですよね』



「いや、そんなことない。
ありがとう、話をしてくれて。

沢山辛い思いをしてきたんだな」




よく頑張った。




彼と目が合う、綺麗な瞳と






『あなたは、本当に優しい人です』




また利用されるかもしれない、怖い思いをするかもしれない。


だけど彼の瞳をみたら、そんなことどうでも良くなってしまって、彼に私のことを知って欲しかった。




夢であった彼に、私のことを受け入れて欲しくて


ただの勝手な私のわがまま。





酷く心が落ち着いている

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