小さな主と神様の戯れ第1巻～出会い編～【刀剣乱舞】 (ページ49)

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第46話審神者部屋ページ49

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それから数週間後、桜雪が五虎退と共に虎達と戯れていた時の事。
こん「桜雪様！！新しい審神者部屋が出来ました！」
桜雪「さゆきのおへや？みちゃい！！(ｷﾗｷﾗ」
五虎退「ぼ、僕も、見たいです…！桜雪様、ご一緒しても、いいですか？」
桜雪「いいよ！ごこちゃんもいっちょに行くの！！」
こん「それでは参りましょう！」

1人と1振りと1匹は廊下を歩いて新しく出来た審神者部屋へ向かった。
こん「この部屋でございます。前任たちの穢れは前の部屋と共に全て消えたので、完全に新しいお部屋になります！中に入ってみましょう！」
桜雪が部屋の襖を開けると、そこには綺麗な新しい部屋があった。

部屋には、桜雪にちょうどいいサイズの机と座布団、新しいベッド、タンスや棚があった。
机は、桜雪に合わせて作られているため、小さいサイズになっている。照明付きで、一通り必要な筆記用具などは揃っている。

ベッドは樹が用意した物で大きくなっても寝られるように大きめのセミダブルサイズ程はあるベッドだった。しかも、良く眠れるように布団は最高級なふかふか素材の羽毛布団、上にはおとぎ話に出てくるような薄いピンク色のカーテンがかかっていて、お姫様のような作りのものだった。

タンスや棚も樹が用意。これもまた、オシャレなお姫様の部屋にあるようなタンスや棚だった。どちらも白でタンスの取っ手には綺麗な装飾が施されている。
棚もベッド同様、大きくなっても使えるようにとそれなりの大きさのある物。本も数冊入っていて、刀剣本体や刀剣男士の事が書かれている本、霊力や術に関する本、歴史に関する本、日々の出陣や遠征など刀剣男士の事を記録する為の本など審神者の為の本があった。

樹が「桜雪は女の子だから、可愛いのがいいだろう」と言って、格別に可愛い物を選んだのだ。樹は刀剣男士同様、桜雪にとって保護者である。ましてや血の繋がった叔父と姪になる。「葵の分も可愛がる」と張り切っているのか、親バカ並のデレデレになっていた。

桜雪はこの部屋を見て気に入ったのか、目をキラキラさせていた。一緒に居た五虎退もびっくりしている。
こん「桜雪様！気に入られたようですね！早速今日からこの部屋で寝る事になります！」
桜雪「…んー、さゆき、ひちょりぢぇねんね、こわいの…ごこちゃん、きょう、いっちょにねんね…」
五虎退「ぼ、僕でいいんですか？」
桜雪「うん！」
五虎退「ﾊﾟｧ)はい！では、今日は僕が一緒に寝ます！」

新しい部屋は桜雪がこれからずっと使う部屋。気に入ってよかったと、こんのすけは思った。