小さな主と神様の戯れ第1巻～出会い編～【刀剣乱舞】 (ページ34)

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第32話闇から光へ、赤から元の色へページ34

No side

桜雪から伝わる霊力は、暖かい陽だまりのような木漏れ日のような優しい光を放ち、今剣を包み込んだ。霊力を注ぎ終えた時には、元の傷一つ無い、鮮やかな赤い綺麗な瞳の今剣がそこに居た。闇堕ちから完全に解放されたのだ。

今剣「岩融！ただいまです！！(ﾆｺｯ」
岩融「！！今剣、おかえり！(涙(ｷﾞｭｯ」
今剣/岩融「あるじさま！！主！！
岩融をなおしてくれてありがとうございます！/今剣を治して頂いた事、感謝するぞ！」
桜雪「ﾊﾟｧ)うん！！(ﾆｺｯ」

青江「他の君達もだよ？主が、桜雪がこの本丸を丸ごと手入れしてね、折れて蔵に放置されていた刀剣達も一緒に手入れされ、再顕現したんだ。……ほら…」
山伏「兄弟！！」
乱/包丁「信濃！！後藤！！」
前田「平野！」
白山「…(微笑み」
清光「安定！！」
蜻蛉切「村正！」
浦島「蜂須賀兄ちゃん！！」
宗三「江雪兄様…」
大包平「帰って来たぞ！！！鶯丸！！！」
膝丸「兄者！俺が分かるか！？」
巴「待たせたな、静形…」
伽羅「光忠、貞…」

闇「……！！」
闇堕ちしかけている他の刀剣達も今剣のように、涙を流しながら吸い込まれるように自分が呼ばれた方へ抱きついた。
その涙は、折られた刀剣男士が戻らない限り闇堕ちから逃れられない絶望の運命から、抜け出すための希望へと手を伸ばし光の中へ戻りたいという涙だった。お互い涙を流しながら抱きしめ合い存在を強く感じた。

そして、
桜雪「みんなのいちゃいの、なおるのー！！！」
桜雪がそう叫んだ瞬間、数年間1度も光がなかった地下牢全体が光に包まれ、気が付くと他の皆も今剣のように元の姿に戻り、瞳に光を取り戻した。

太鼓鐘「俺は太鼓鐘貞宗！貞ちゃんって呼んでくれ！主！(ﾆｺｯ」
光忠「僕は燭台切光忠！主、伽羅ちゃんを治してくれてありがとう！(ﾆｺｯ」
桜雪「しゃぢゃちゃん！みちゅちゃぢゃ！よろちくなの！！」
太鼓鐘「よろしくな！」
光忠「よろしくね！うーん、呼びづらそうだね(微笑みみっちゃんって呼んでご覧？」
桜雪「…みっちゃん！」
光忠「それがいいね！(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」
桜雪「(っ*´ω｀*c)ｴﾍﾍ」

信濃「俺は信濃藤四郎！大将！懐入ってもいい！？」(ｷﾞｭｯ
後藤「俺は後藤藤四郎だ！よろしくな！！信濃！答え聞く前にもう懐入ってるじゃねーか！！ずりーぞ！」(ｷﾞｭｯ
桜雪「しなの！ごちょー！
(っ*´ω｀*c)ｴﾍﾍぎゅーなの！」(ｷﾞｭｯ