小さな主と神様の戯れ第1巻～出会い編～【刀剣乱舞】 (ページ26)

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第25話絵本の真実、母との約束ページ26

No side

こん「月日が経ち、審神者は18歳になりました。その時、審神者は男の人を連れてきました。
『この方と結婚させてください！』
刀剣男士は審神者に想い人が居ることは知っていました。刀剣男士は
『主が幸せになるのなら、そなたに主を託そう。これは神との約束だ。破れば天罰が下る。それは決して忘れるな。』
『はい！ありがとうございます！』
刀剣男士は2人の結婚を許しました。
しかし、それは審神者と刀剣男士の別れを意味します。結婚式には刀剣男士も人間のフリをして参加しました。
そして、結婚式が終わり女の子は審神者を引退しました。刀剣男士は悲しみましたが、幸せを願いそれを受け入れました。女の子は泣いていました。
ある神様が言いました。
『主様！笑顔です！笑顔でいると、幸運が舞い込んでくるんですよ！辛い時こそ、笑顔です！』
女の子は涙を流しながら夏の向日葵のような綺麗な笑顔を浮かべていました。それは、今までで1番最高の笑顔。
おしまい」

全員「………」
三日月「これは…俺達…か？(涙」
物吉「最後の言葉って、僕が言った事…ですか？(涙」
こん「はい。その通りでございます。(ｽﾞﾋﾞｯ」

桜雪「ままね、このえほんよんでくれちゃちょき、いちゅもいっちぇちゃの！！(ｽﾞﾋﾞｯ
えがおぢゃよ！えがおぢぇいれば、(ｽﾞﾋﾞｯしあわしぇになるんらっちぇ！！(ｽﾞﾋﾞｯ
いちゅも！おちえてくれちゃの！(ｽﾞﾋﾞｯ
ままがいなくなっちぇも、ちゅらいこちょがあっちぇも、えがおぢぇいちぇねっちぇ！(ｽﾞﾋﾞｯままと！やくしょくしちゃの！！(ﾆｺｯ」

桜雪は涙が溢れだしながらも最後は笑顔で言い切った。小さな手で約束の指を出しながら。それは絵本の女の子と同じ、綺麗な笑顔。

こん「ｽﾞﾋﾞｯ)では、最後の質問です。(ｽﾞﾋﾞｯ」
桜雪「はい！！(ｽﾞﾋﾞｯ」
こん「桜雪様のお母様のお名前は何ですか？」

桜雪「ｽﾞﾋﾞｯ)ままの、おなまえは(ｽﾞﾋﾞｯ
あおい！しろしゃきあおい！」

全員「！？！？」
こん「やはりそうでしたか…」
長谷部「まさか！」
秋田「主君は！」

こん「はい、桜雪様は城咲葵様の実の娘様でございます！
そして、葵様はこの本丸初代審神者、審神者界の第一人者でもあるあの葵様です！！」
それで全てが繋がった。桜雪から感じるどこか懐かしさを感じる霊力。それは桜雪が母親である葵の霊力を受け継いでいるという事。それが2人が血の繋がった親子であるという証。