小さな主と神様の戯れ第1巻～出会い編～【刀剣乱舞】 (ページ21)

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第20話審神者の過去～感情の蕾～ページ21

No side

車に乗せてもらい、桜雪は役人と共に時の政府へと向かっていました。

役人「桜雪様。先程も言いましたが、これから貴方様には審神者という者になって頂きます。歴史を変えようとする悪い人達がいて、それを止めて、歴史を守るお仕事です。」
桜雪「れきし？(ｺﾃﾝ」
役人「(かわいい…)はい、歴史とは、日本の昔から今までの長い長い時間の事です。その歴史の中で、日本では沢山の事が起きました。しかし、その歴史が変わってしまうということは、今私達がいるこの瞬間も変わってしまうという事です。それだけは決してあってはならない事です。それは分かりましたか？」
桜雪「…うーん…ちょちょ、むじゅかしいけぢょ、れきし、まもる！さゆき！がんばる！」
役人「微笑み)ありがとうございます！」

桜雪「でも、さゆき、ひちょり？ひちょりぼっち、やなの…(涙」
役人「いえ！1人ではありません！それに桜雪様自身が戦うわけではありません。
刀剣男士が戦います。」
桜雪「！！しょれっちぇ、かみしゃま？」
役人「！？(さすが、あのお方の娘様だ…)はい。彼らは日本の刀の付喪神。神様ですよ。」
桜雪「しょれって、いっぱいいるの？」
役人「はい、沢山いらっしゃいますよ！刀剣男士達が敵を倒すお仕事。審神者である桜雪様のお仕事は戦って傷ついた刀剣男士達を治す…というのが主な仕事です。
後は出陣…戦いに行く刀剣男士を誰にするか決めたり、刀剣男士を増やしたりなどの仕事がありますが、それらはまた大きくなってから、仕事に慣れてからに致しましょう。」
桜雪「！！さゆき！がんばる！いちゃいの、めーなの！」

役人「それでは早速本丸に…と言いたい所ですが、桜雪様はあの家での生活で体も心も傷ついてしまっています。時の政府の本部で1週間ほどお休みをしましょう。その間に桜雪様が審神者になるために、色々準備をさせて頂きます。
まず、桜雪様はあの家から何も持たずに出てきてしまったので、後から他の役人が貴方様の荷物を取りに行きます。
また、桜雪様の新しいお洋服も用意しせていただきます。本来は袴…着物を来ていただくのですが、出来上がるのに時間がかかるため、着物が出来るまではワンピースにしましょう！よろしいですか？」
桜雪「うん！！ありがとう！にぃに！！………」

役人「？？桜雪様？どうされました？」
桜雪「にぃにの…おなまえ…おちえて…？
！！いやなら、いわなくちぇいいの！…ごめんなしゃい…」
役人「いえ！構いませんよ。樹と言います。お好きなようにお呼びください。(微笑み」