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第六章32_ルークの評価 ページ35

リフォームの話から皆、ソファやいすに座り、お茶菓子を手に、小休憩に入っていた。



エペル「このシフォンケーキ、美味しい。この味って、林檎?」

『エペル君から貰った林檎のジュースを素材にしてみたの。ステラと一緒に作ったんだ』

エペル「うん、とっても美味しい。えへへ、村の林檎がこげぇなもんにでったるって、うれしかぁ」

『沢山作ってるから、よかったら持って帰ってよ』

エペル「ほんと?嬉しい」

ジャミル「俺はレシピが知りたいな。熱砂の果実も合いそうだ」


シフォンケーキの出来が評価されて、ステラも嬉しそうに、ホットミルクを飲んでいる。
するとケーキを飲み込んだエース君が「話がまとまった所で」と切り出してきた。



エース「さっきネージュの話を聞いてからずーっと気になってたんスけど。ルーク先輩がロイヤルソードに票を入れたのって、やっぱネージュの陰の努力を知ってたからっすか?」
『そこ聞く?』
デュース「相変わらず空気が読めない奴だな…」



リドル先輩の時も思ったが、大人げない本当に。



ルーク「まさか!VDCの舞台の上で言ったことが全てだよ。彼らのパフォーマンスが私たちよりも素晴らしいと思ったから、投票しただけさ」

エース「え〜?ホントに?だって、ファンクラブの会員No.2のガチファンなんでしょ?それこそ、冷静に評価なんかできなくね?」



まぁ、一般的に考えればファンだからネージュさんに投票したというのが妥当だ。
けどルーク先輩がそんな安易な考えで投票するとは思えない。変人だし。

ポムフィオーレ寮の精神の問題もあるし…違う理由で投票したんだろう。変人だし。




ヴィル「いいえ、違うわ」

私の考えに肯定するように、紅茶を飲んでいたヴィル先輩が言った。


ヴィル「アタシたちの中で冷静に“ステージの上のパフォーマンスのみ”を評価したのはルークだけだったのよ。ルーク。アンタは気付いていたんでしょう?アタシ達の動きが、リハーサルの時とは比べものにならないくらい、お粗末なものだったって」



「それは」と言いよどんだルーク先輩だが「正直に言って」とヴィル先輩に論破され、その意見に肯定した。


ルーク「私のポジションは後列袖側。だからずっと、NRCトライブの全員を見ていた。
君たちの汗。涙。笑顔!回を重ねるごとに美しくなっていく演技!
練習の度に、目を奪われ、胸が鳴ったよ」

第六章33_嘘偽りない狩人→←第六章31_また笑い合える日々を



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ナギサ(プロフ) - あ"〜……本当に主様やってくれますね。自分好きな言葉をいつもいつも小説に組み込んでくれている…超能力者ですか??? (11月25日 16時) (レス) @page21 id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ふわなさん» お返事おくれてしまい申し訳ありません!誤字がちょびちょび目立ってしまいますが、楽しんでいただけたら嬉しいです!一時期更新停止いたしますが、今後ともこの作品をよろしくお願いいたします! (2021年11月18日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ふわなさん» お返事おくれてしまい申し訳ありません!誤字がちょびちょび目立ってしまいますが、楽しんでいただけたら嬉しいです!一時期更新停止いたしますが、今後ともこの作品をよろしくお願いいたします! (2021年11月18日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - 初コメ失礼します!素敵な作品に合うことができました・・・!お話もかなり続いていてすごいです!文もなんだか頭に入りやすくて!大きな誤字も無いので少しの誤字なら大丈夫ですよ!応援しています!好きなアニメの要素があって好きです!頑張ってください!! (2021年11月2日 18時) (レス) @page40 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - モモカ🌼さん» ありがとうございます!かなり長いシリーズですのに、それを毎日見て頂けてとても光栄です!今後とも更新頑張りますのでよろしくお願いいたします! (2021年10月13日 21時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ALICE | 作成日時:2021年9月24日 16時

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