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第六章14_????? ページ15

NO SIDE


__??????





ポコッ、ボコボコッ___…………
____ピッ、ピッ、ピッ、___



水の音と同時に暗い室内に響く機械音。
内部の構造は漆黒の鉄板。上下左右共に、黒で構成された部屋。
その部屋の中にひと際目立つ位置に、一際巨大な、無人の水槽が設置されている。

無数の部品とパイプとコードがあふれ出している。
それは玩具箱をひっくり返したように、また張り巡らされるクモの巣のように、放射状にホールを広がり埋めて、床に柱に天井にとりついていた。


その部屋の外にある近未来的な一室にて、ロボットスーツを着た護衛らしき人影と、白衣らしき服装を着た、いかにも学者風の男達がガラス越しに漆黒の部屋の様子を覗いていた。




学者(?)「バイタル、問題ありません」
学者(?)「魔力質量、問題ありません」
学者(?)「さらにブロットへの質量増大___確認が完了しました」



ただ無機質に、それこそ決められた仕草しかしないロボットのように、学者たちは行動を、言動を繰り返していく。


彼らがそのボタンを、ボーダーを、レバーを弄るが度に、無人の水槽の中にある液体は泡沫は水面のない水槽に浮かんでは消え、浮かんでは消え、をループしていく。
それをいちいち確認しては、タブレットでデータらしきものを取る。



誰がどうみても、無人の水槽。
にも拘わらず、その場にいる学者たちは水槽の“中”にある存在のデータを取っていた。









その予測的な数値が変動するときは、すぐ目の前に迫っていた。

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ナギサ(プロフ) - あ"〜……本当に主様やってくれますね。自分好きな言葉をいつもいつも小説に組み込んでくれている…超能力者ですか??? (11月25日 16時) (レス) @page21 id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ふわなさん» お返事おくれてしまい申し訳ありません!誤字がちょびちょび目立ってしまいますが、楽しんでいただけたら嬉しいです!一時期更新停止いたしますが、今後ともこの作品をよろしくお願いいたします! (2021年11月18日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ふわなさん» お返事おくれてしまい申し訳ありません!誤字がちょびちょび目立ってしまいますが、楽しんでいただけたら嬉しいです!一時期更新停止いたしますが、今後ともこの作品をよろしくお願いいたします! (2021年11月18日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - 初コメ失礼します!素敵な作品に合うことができました・・・!お話もかなり続いていてすごいです!文もなんだか頭に入りやすくて!大きな誤字も無いので少しの誤字なら大丈夫ですよ!応援しています!好きなアニメの要素があって好きです!頑張ってください!! (2021年11月2日 18時) (レス) @page40 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - モモカ🌼さん» ありがとうございます!かなり長いシリーズですのに、それを毎日見て頂けてとても光栄です!今後とも更新頑張りますのでよろしくお願いいたします! (2021年10月13日 21時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ALICE | 作成日時:2021年9月24日 16時

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