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玄関の音が鳴る。
岩本か、
結局あの後は何にもなくて気まずくなるだろうなって思ってる。
ab｢…はい、｣
iw｢先生、おはようございます。失礼しますね｣
岩本は変わらないままで気まずい雰囲気もなかった。
ab｢岩本、？｣
iw｢ん？なんでしょう？｣
あー、その笑顔、やめてよ…
ab｢も、もしかしたら、なんだけど…｣
iw｢ん？｣
ab｢好き、が…わかったかも、？｣
iw｢そうですか、誰か好きな人でも出来たんですか？｣
あれ、前は曲関連だったら喜んでくれたのに、
ab｢岩本、？なんで、悲しそうなの、？｣
iw｢へ、？い、いや？別に…｣
ab｢俺、岩本のことなら分かる、よ？｣
ちょっとやりすぎた？
そう思ったけど岩本は頬を赤く染めた。
iw｢あ、あの…そんなに、見ないでください、｣
ab｢なんで？｣
iw｢はずか、しいので、｣
ab｢岩本って恥ずかしいって思う時あるんだ｣
iw｢あ、ありますよ！｣
今日イチ大きい声を出して反論した。
iw｢先生にチューしたくなっちゃうって言われてしちゃって先生の家出てから俺何してんだって。恥ずかしいはずなのに嬉しかったりして、｣
ab｢うれ、しい？｣
iw｢そうですよ！こんなに好きな人とキスできるなんて嬉しいに決まってるじゃないですか！｣
ab｢すき、？｣
岩本は、はっとした表情になった。
iw｢い、今のは全部忘れてください、｣
お願いします、なんて頭下げられて、
ab｢…何言ってんの、｣
iw｢ほんとですよね、…｣
ab｢わすれられるわけないじゃんって！何言ってんの？｣
さぁて、こちらからも攻撃と致しましょうかね。
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作者名：ゆぅ | 作成日時：2020年10月17日 21時
