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最近、岩本からの可愛いコールが増えてきた気がする。
iw｢先生、横顔も可愛いですね｣
ab｢可愛い禁止するよ｣
iw｢禁止しても言うので｣
そんなニコニコ笑顔でドヤ顔すな。
ab｢だーめっ｣
iw｢うっわ、何今の、ちょー可愛い。他の人にやってませんよね？｣
ab｢ちょっと黙ってて｣
iw｢はい、｣
少しドスをきかせたからか黙った。
iw｢…先生｣
ab｢何？期限やばいから急いで書いてるんだけど｣
iw｢その題材になる事なのでいいですか？｣
ab｢ん、それならいいけ…んっ？！｣
下を向いていた顎は岩本によって上に向けられ、
口付けを交わす。いや、交わされる。
今までの口付けとは違い、幸せな気持ちが溢れてくる。
口だけで深く繋がるように、深く、深く、…
幸福感も感じられるが、息が続かなくなる。
離したくない唇も離せと言っているのだろうか。
筋肉のついた岩本の胸を離せというように
叩くと、ゆっくりと繋がっていた唇が離れる。
目の前についさっきまで口付けを交わしていた
岩本の顔があると思うと、自分の顔に熱が篭もる。
幸せな時間だったが、後々、恥ずかしさを覚え、
ab｢な、何してんの、…？！｣
と、顔を背ける。
iw｢…すみません、｣
岩本はただ謝っただけ。それだと、
俺が悪いみたいになる。
ab｢ちょっと、…そんなに凹まないでよ、｣
iw｢いや、悪い事しちゃったかなって、｣
ほら、俺が悪くなるじゃん。
ab｢悪くは……無かったから、！｣
顔から安心したような気持ちが溢れている岩本。
iw｢良かったです！あ〜、良かった笑 忘れないうちに！メモメモ！｣
あ、そうか。
岩本は俺の執筆の為に口付けを交わした。
いつか、その為じゃない口付けを
交わす時はくるのだろうか。
そう、願うしか無いのかな、？
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作者名：ゆぅ | 作成日時：2020年10月17日 21時
