【Fischer's】七色の色 (ページ4)

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シ｢ここが俺の家で、基本的動画の撮影はここか上の階のマサイの家でやってます。｣

素敵なマンションの一部屋のドアを開けて、シルクロードさんが丁寧に説明をしてくれる。

シ｢集合はまぁ...この部屋です。｣

｢わかりました。｣

私はそれを聞いて、忘れないうちにとスマホのメモにシルクロードさんとマサイさんの部屋番号を書く。

ン｢あ、連絡先!!｣

その時、私のスマホを見てンダホさんが声を上げた。

...ちょっと、びっくり。

｢えっと...QRコードです。｣

私は急いで自分のQRコードを画面に出して、みんなに見せる。

母と父だけの、連絡先が一気に7人増えて

私のスマホじゃないみたいに、賑やかになった。

シ｢どぞ、座って下さい。｣

ぺ｢シルク、敬語じゃなくていいんじゃないの?...ねぇAさん。｣

シルクロードさんに言われて座った私に、ぺけたんさんは会話を降る。

｢えっ、あ...はい。それに、『さん』もいりませんし...!!｣

会った時から、私が感じていた壁だ。

さんも、敬語も要らない。

それを伝える機会をぺけたんさんが作ってくれて、私は勢いよくみんなに言う。

シ｢別に、Aが良いなら俺は全然大丈夫だけど。｣

切り替えが早いシルクロードさんは、小さく笑ってキッチンに入って行く。

マ｢Aも俺たちのこと呼び捨てで良いからな。｣

｢え...いやでも__。｣

モ｢歳も近いんだし、壁無く行こうよ。｣

私が、歳上のみんなを呼び捨てで呼ぶことには凄く抵抗があったけど

...壁無く行きたいのは、私もそうだし。

ン｢喋りも、無理に敬語じゃなくて大丈夫だからね。

好きな喋り方で喋ってくれたらいいよ。｣

そう、ンダホ...が優しく言う。

｢___はい。｣

とても嬉しくて、私は自然と、笑みを零す。

｢.........あ!!!???!!!｣