【Fischer's】七色の色

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-Yumenusi side-





私は履きなれていない高い靴を気にせず、思い切り道を駆け抜ける。







『最後の開催者とかありえねえwもし本当にそうだったらもう俺ダメだ。』





脳の中で何回も再生される、シルクの言葉。






マンションの外のちょっとした段差に腰掛けて、モトキと楽しそうに話している様子は、遠目から見えていた。









...2人の元へ、一歩一歩踏み出す度その会話は耳に届いてきて。





はっきりと、聞こえてしまった彼の言葉。









ほんのさっきまであった自信が、ほんのさっきまであった楽しみが、一瞬にして灰になって消えて行き








取り残された、不安や罪悪感に首を絞められている空っぽの私。








ｸﾞﾗｯ




｢_______!!｣ﾄﾞｽｯ








そんな時、体力が限界に達してきた私は足がぐらつき通りすがりの人にぶつかってしまう。









｢すっ、すみません...!!｣





落としてしまった自分の手提げを拾い、謝罪をして私はその場から走り去る。








酷い罪悪感と、激しい後悔。









自分で勝手に、良いように想像してしまっていた。









??｢は_____________?｣

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