【Fischer's】七色の色

1 8 C o l o r ページ21

___ﾄﾞｸﾝ、ﾄﾞｸﾝ




心臓は、私の敵なのかもしれないと思うほど



物凄く早く動く。




......少しだけ、静かにして。





｢ふぃ______っか、彼達は、"1番"に頼らない方達です。

......彼達と共に過ごさせて頂いた時間はまだまだ短いですが、それだけは分かります。



リレーだって、イベントだって、その他の事だって...

最下位でも良い。1番最後でもいい。


全員が、自分達でいられれば......。






____彼達は、見た目や外見等の飾りを必要としない人達です。
だから、来年のイベントも1番最初じゃなくても


彼達は自分達なりのステージに仕上げると私は信じています......。




......これが、理由です。｣





__生意気って思われてもきっと平気。





私に不快感を味わうということは、それだけ彼達のことを大事に思ってくれているということだから。







女｢感動しました。素敵な理由をありがとうございます。では、Fischer'sさん達を希望枠から外します。｣



他女｢ﾁｯ_________。｣






｢.........。｣





話し合いを進行する女性はほのかに笑顔を私に見せてくれ、ホワイトボードに書かれたFischer'sの文字を消す。









______覚悟は、ある程度出来ている。

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