first love...*Donghae...

気持ちの整理。 ページ41

最後…ドンヘの顔も見ないでドアを閉めた…。

リビングのソファ…。

電気も点けずに横になる…。

今日一日…色んなことがあった…。

ミンスは…ちゃんとお家に帰れただろうか…。

ドンヘは…今…どんなことを考えてるんだろうか…。

「…あ…。」

返そうと思って解いたマフラーなのに…しっかりとわたしの手に握られている…。

「………」

顔に近づけて、くんくんすると…また…ドンヘの匂い…。

「はぁー……」

シアワセな夜…だった…のに…。

楽しくて、キラキラしてて…。

最後…ドンヘの意地悪な冗談と、わたしの悪ノリで一気に胸が苦しくなった…。

ついさっき…ドンヘへの気持ちに気が付いたばっかりだけど…
もう、この思いを手放すべきタイミングなのか…。

この「好き」を…気が付いたところでわたしは一体…どうする…？

やっぱり言えないまま…このままいつも通り、仲のいい友達のまま、
また…ドンヘに新しい恋人が出来る瞬間を目にする…？

もう大人だし…こんなことにうかうかもしていられないから…
最後に伝えて…ドンヘとさよならをする…？

ふと…「今度は…叶うといいね…＾＾」ってミンスの言葉を思い出す…。

「………」

もし…その昔…ミンスに愛されないままのわたしだったら…
わたしは一体いつまでドンヘのことを思っていたんだろう…？

もう…12月26日…

今年も、あと6日で終わり…。

その6日間は、仕事でもプライベートでも本当に慌しくて
あっと言う間に今年最後の日を迎えて、新しい年を迎えていた…。

不思議なことに、今までマメにきていたドンヘからの連絡もあの夜から
パッタリと途絶えた…。

ディナーの時…年末に向けて忙しい…って言うのは聞いていたけど…。

それならそれで、このままドンヘのことを忘れよう…。

期待はしないように。

そうしてきたから、思ったよりも痛みない。

ただ…なんだか少し、寂しいだけ…。

新しい年、新しい気持ちで前を向いて進もう。

時間が経てば、また、いつも通りのわたしに戻る。

なんだって、結局は時間が解決してくれることを
大人になったわたしはもう知っている。

そんな決意を胸に新年の2日目を迎えた頃…。

久しぶりに届いた、ドンヘからのメッセージ。

『今日、夜…空いてる？』

……。

なにもかもが唐突すぎて、ドンヘらしくて呆れて笑った…(笑)

「久しぶり」とか、「ハッピーニューイヤー！」とか…ないの…？(笑)

やり直し。→←答えは…。

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