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ほんの僅かな…。 ページ4

高2の春…。

初めての席替えで隣の席になったドンヘ…。

ぽつりぽつりと会話を交わすうちにいつの間にか仲良くなっていた。

「お前ってなんか話しやすい」

よくドンヘが口にする言葉…。

今になって思えば、その時点でドンヘの中でわたしは女の子じゃなかったのかなー…。

だけど、わたしの心の中でひっそりと…こっそりと育つ気持ち…。

気が付いた頃には驚く程大きくなっていて、
知らないフリをするのには無理がある…それくらい大きくなったドンへへの「好き」…。

ドンへがわたしに思う「好き」とは、きっと種類が違う…。

だから…ドンへの前では、わたしはこの気持ちを知らないフリをする。

そ知らぬ顔で、ドンへとバカみたいに楽しい話をして笑い合う…。

「わたしは、ドンへなんか好きじゃない」

ドンへと一緒にいる時のわたしにとって、いつの間にか呪文のようになった…。

一年前…
初めて男のコに告白されたことがある…。

だけどどうしたらいいのかわからなかったわたしは、たった一言。
「ごめんなさい…」とその男のコに告げた…。

それ以来、誰かに告白されることもないし、したこともない…。

告白のしかたもわからなかったし、
告白したい…!って思うほど、誰かのことを好きになったのはドンヘが初めて…。

ドンヘはモテる…。

わたしが知ってるだけでもここ最近、一人…二人…の彼女と別れた…。

今誰とも付き合っていないドンヘ…。

もし、告白をするのであれば、今が絶好のチャンスだって思うのは
図々しい女のコが考えることなのかな…。

だって…

一緒にいる時、ドンヘはよくわたしに触るし…。

いつも笑ってる…。

彼女が一緒に帰れない時は「一緒に帰ろー」ってよく誘うし…。

何よりも、一緒にいて楽しいんなら、言うことないじゃん…。

わたしなら…もっともっとドンヘを大事にしてあげるのに…。

もしかしたら…って、ほんの僅かな期待…。

そろそろ…胸の中で育ち続ける気持ちを摘み取ってあげられる…かな…?
って思い始めた時…。

お弁当の後…。

いつものように前の席に座ってわたしに話しかけるドンヘ…。

DH「なぁ…^^」

「…なに?」

DH「ちょっとちょっと^^」

嬉しそうな顔で「耳を貸せ」というジェスチャー。

「…??」

DH「あのコ…どう思う…??^^」

耳元で内緒話をするドンヘの視線の先…

そこにいたのは、確か隣のクラスのコ…、、、

「…………」

心臓が、誰かにぎゅうって握られたみたい…、、、

涙のわけ…。→←緊張…。



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どんちゃん(プロフ) - 最高です♪この小説のファンになりました///更新頑張って下さいね! (2013年4月24日 2時) (レス) id: 140061aa42 (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - もうきゅんきゅんです♪ すれ違いからのお互いをわかって同じ気持ちになれた 素敵です (2012年12月24日 6時) (レス) id: 709aae1201 (このIDを非表示/違反報告)
taimama(プロフ) - 幸せ過ぎます(^.^)梨子さんありがとう☆ (2012年12月21日 17時) (レス) id: 0a927acfca (このIDを非表示/違反報告)
ひょっくん(プロフ) - クリスマス+バラ+ドンへ=キュン死 (´ω`) (2012年12月21日 14時) (レス) id: abb7f299fb (このIDを非表示/違反報告)
みーな - やーん(//∇//)幸せ~♪ (2012年12月21日 14時) (レス) id: b178aed2c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梨子 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2012年11月21日 19時

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