first love...*Donghae...

お迎え。 ページ26

「仕事終わった？ごはん食べた？？食べてないなら一緒に食べよう＾＾」

ドンヘからのメッセージを、仕事終わりの会社のエレベーターで見た。

食べてはないけど…。

ここは「うん、オッケー♪」って行くべきところ…なのか…。

ぽかん…と考えながら、エレベーターを出てマフラーをぐるぐる巻きにする。

だからって…特に断る理由もないか…。

この前の一件もあるし…今日はわたしがごちそうしよう。

手袋をつける前に、「今仕事終わった＾＾どうしたらいい？」とメッセージを送ったら、
すぐにドンヘからの着信…。

「…もしもし？」

DH「うん、おつかれ＾＾」

「ぅん…(笑)」

ケータイを耳に挟みながら手袋を装着する。

DH「今もう外にいるよ」

「…外？」

手袋に集中して、ドンヘの話が話半分…。

DH「Aの会社の」

「…え？？」

DH「ぉ…＾＾こっちこっち♪(笑)」

「？？さっぶ(汗)」

会社の玄関を出ると外は極寒…。

DH「右向いて、右＾＾」

「右？？」

ドンヘの言う通り右を向く。

DH「ぁ間違えた、左(笑)」

「？？」

左を向いた時…「ププっ」とゴージャスなクラクションが響いた。

「！！？？(汗)」

DH「(笑)」

電話が切れた。

「えぇ…？(汗)」

この前と同じ…。
道路脇に止められたドンヘの車…。

「なんで？？(汗)」

焦ったわたしは急いでドンヘの車に駆け寄った。

わたしが車に辿り着くより先に車から降りたドンヘ。

DH「＾＾」

かわいい笑顔でわたしに手を振る…。

「なんで？(汗)なに？？(汗)」

わたしは驚いてるのに、してやったり…な顔で助手席のドアを開けて待つドンヘ…。

「いつから待ってたの？？(汗)」

DH「んー…１０分くらい前ー…かな？＾＾」

「えぇ？(汗)」

驚いて焦りながらも、もの凄く目立ってるんじゃ…(汗)と気になって、
そそくさとドンヘの車に乗った。

暖かい車内…。

ドアが閉められて、ドンヘも車に乗り込んだ。

シートベルトをして、前後、左右の車を確かめて走り出す車…。

「びっくりした…待ってるなら待ってるって言ってよ…(笑)」

DH「＾＾(笑)」

「残業だったり、他の約束あったりしたらどーするの(汗)」

DH「？？(笑)その時はその時…＾＾」

「……。」

DH「何食べたい？？＾＾」

「え？」

DH「何か食べたいのある？＾＾」

「へ…？突然…(笑)わかんない…(笑)」

DH「んー…」

えらくマイペースなドンヘと、
暑いくらいの車内で、ぐるぐる巻きにしたマフラーを取るわたし…。

もう…。→←鍵の行方…。

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