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F98 #2 ページ18

「こうちゃん……」



「怖い」って光が言い出したのは夕飯中の一瞬の停電の時だった。
1分ほどで復旧したけれど、その1分は光に大きな恐怖を与えた。



「こわいっ……こう…ちゃんっ……」

「大丈夫だよ、光。ゆっくりゆっくり。」



光は持っていた箸を机に放り出してカタカタと震え、それを見た兄ちゃんは光にゆっくり近づいた。
大ちゃんは心配そうにそれを見つめている。
慧くんもそちらを見つめているが、平然そうに見えた。


俺は……俺は、内心とても焦っていた。



顔には出ていないと思うけれど、光がだんだんとパニックになる様を見て、俺の心も慌て始める。



だめ、今はだめ。光が大変なんだから。
兄ちゃんに迷惑かけられない。光の方が年下なんだから……俺が我慢しなきゃ。




「こっち。」




そんな思考が止まった。
見ると、俺の手を握る慧くん。



「こっち。」



俺の手を引っ張って、大ちゃんを呼んだ慧くんはそのまま階段を上がる。
そのまま入ったのは慧くんと光の部屋。


驚いた。





入り込んだ部屋の小さなタンスの上にちょこんと座るネコ。
それはこの間の騒動の最重要人物だった。

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青空と虹(プロフ) - わざわざ言っていただいたのにすみません……これからもよろしくお願いします! (2021年2月2日 2時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷく顔信者(プロフ) - 青空と虹さん» いえいえ!了解しました、これからも応援しています! (2021年2月1日 21時) (レス) id: 802ab26e17 (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - ぷく顔信者さん» はじめまして!コメントありがとうございます。今のところ自分の作品はイニシャルを入れずに伝えたいな、と思っており、入れずに進める方針です。読みづらくなってしまい申し訳ないのですが、誰が話しているのか考察して欲しいな、という作者の我儘です。ごめんなさい! (2021年2月1日 20時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷく顔信者(プロフ) - 初めまして!まだ数話しか更新されていませんが、楽しく読ませてもらっています(´˘`*) 差し出がましいのですが、鍵かっこの初めに誰が話しているかわかるようにイニシャルなど入れていただくことは可能でしょうか…? (2021年2月1日 19時) (レス) id: 802ab26e17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青空と虹 | 作成日時:2021年2月1日 0時

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