震える指先 ページ27
丸「ジャジャーン♪ご紹介しまーす♪」
丸「ふたりめの奥様です♪よろしゅう♪」
「ほえー、思いきったなぁ。」
横「金あったん？」
丸「漢は黙って先行投資！」
村「ただの借金やろ！笑」
丸「やってプロやもん、重婚くらいせな♪」
「契約明日やからまだアマチュアやで？」
村「その前に突っ込むトコあるやろ！笑」
錦「ライブでミスらんことない癖に？」
横「そっち！？笑」
丸「それ言わんといて！！すばる！亮ちゃんが僕をいじめる！」ｽﾘｽﾘ
渋「いやあれはホンマに最悪やったで？」ﾎﾟﾝ
丸「ひいいぃ！男前に迫ってからのすばるの塩が！塩辛すぎる！縮む！縮みあがる！！」
「なぁなぁそれってカタツモリ？」
錦「それいうならナメクジやろ！笑」
渋「どら、どんなけ縮んだ？」ﾑﾆｭ
丸「っああっ///」
横「感じたん？今っ？なぁ、感じたん？」
丸「なんという辱しめっ///」
大「あーっはっはっは！！」
大きな転機を迎えるっちゅーのに、相も変わらずこの空気感。
まぁ、これがおれらのえーとこやけど。
でも 伝わってくる。
みんなの意気込み。気合い。
渋「じゃまた明日ー」ｶﾞﾀｯ
錦「あれ、早くないっすか？」
横「あーあれやろ、すばる、歌やろ？今日。」
渋「まぁな。」
丸「えっ、聞きに行きたい！」
錦「ゴルァ、マル！！行ってる場合か！」
横「また縮められるで？笑」
丸「ひゃあん///」
村「期待してるやないか！笑」ﾍﾞｼｯ
大「きっしょ！」
渋「お疲れー」
「お疲れ様ですっ」
そっからドS亮のマルへのスパルタ練習。
横ちょも貧血なるー言いながらトランペットの猛特訓。
ふたり揃って心折れそうになると、
信ちゃんに「明日からプロミュージシャンやで！」と煽てられて、分かりやすく持ち直して。
それ見ておーくらと爆笑しながら音合わせに付き合った。
そうや。
明日からはプロになんねや。
身体と心の準備は万全。
でも、あとひとつ。
万全のココロと指先に、彩りを。
ファン第一号と言ってくれたAさんと、この気持ちと時間を共有したい。
そんな思いで店に向かった。
ﾁｬﾌﾟﾝ… ﾁｬﾌﾟﾝ…
「…あー、気持ちええ……、、」
『ふふ、良かった。今日はどうする？』
「んー、明日から夢のプロやからな、夢の架け橋、虹で！」
ｶﾁｬｶﾁｬ…
『了解っ。じゃ塗るね。』
その時、微かに震えていたAさんの指先に。
おれは、気づく事ができひんかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 557人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
がくたん(プロフ) - 幸さん» そんなリアルエピソードも含め、やっぱり私にとっては特別な作品です。こんな妄想の言ってしまえば都合のいい拙い話なのに、読んで下さった方の背中に手を添えられているならこんなに嬉しい事はないです。こちらこそ本当に嬉しかったです、ありがとうございました！ (2020年1月17日 6時) (
レス) id: bb2764f922 (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - 幸さん» でも書き終えた直後に現実のヤスくんがアップした自撮り写真。そこに数年ぶりにトラガスが光っていて。何とも言えない運命みたいなものを勝手に感じて心がぎゅーっとなりました。そここらの彼の変革は皆さんご存知の通りですね(笑) (2020年1月17日 6時) (レス) id: bb2764f922 (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - 幸さん» 幸さん！こちらにも来てくださったんですね！ありがとうございます！何だかこそばゆくなるぐらいの熱い感想をいただいて恐縮しております。この作品は本当に自分の気持ちの整理の為にかなり攻めて書いた作品で、書いてる最中の心の葛藤もとても大きい作品でした。 (2020年1月17日 6時) (レス) id: bb2764f922 (このIDを非表示/違反報告)
幸 - がくたんさんの文才は、本当に素晴らしいものだと思います。あなたの作品に、何度も心が救われました。私の、宝物として。ずっと胸に刻んで、覚えておきます。私もがくたんさんのように、誰かの一生の思い出になるような、そんな何かを残せる人になります。ありがとう。 (2020年1月17日 0時) (レス) id: 295a9fdbac (このIDを非表示/違反報告)
幸 - もう、なんか…すごいです。こんなに感銘を受けた小説、初めてです。上辺だけの物語じゃなくて、そこにある人間らしさ、葛藤、全てにきちんと意味がある話で。奥が深く、一度では脳内で処理できず、4回読んでしまいました。生命力が深く感じられた作品でした。 (2020年1月17日 0時) (レス) id: 295a9fdbac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：がくたん
| 作成日時：2018年7月19日 8時
