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恋柱の蜜璃さん ページ6

木を操る攻撃に、音波での攻撃。

巻き込まれ、吹き飛ばされる炭治郎。

Aも飛び降りて加勢した。



『花の呼吸 弐の型 御影梅・・・!』

攻撃できない。

血鬼術を防ぎつつ、Aは鬼の様子を窺う。

身を守るのに精一杯で、有効打を与える余力がない。

(がんばれ。どうにか、攻撃を入れろ。私がちゃんとしないと・・・)

禰󠄀豆子も玄弥も、「憎」の鬼に捕えられている。

その時、誰かが木の竜を切り裂いた。



炭治郎とAを守る背中が見える。


「大丈夫!?ごめんね遅れちゃって!ギリギリだったね!」


『蜜璃さん!』

「憎」の鬼に向かって、蜜璃は啖呵を切る。

血鬼術が来る。

「狂鳴雷殺」

「恋の呼吸 参の型 恋猫しぐれ」

(え、はや・・・すごい!)

蜜璃のしなる刀が血鬼術を切り払った。

さすが柱だ。

ほっとしたのも束の間。

高速の戦いが始まった。

「憎」の鬼の頸に迫る蜜璃。

「そいつは本体じゃない!頸を切っても死なない!」

炭治郎が叫んだ。

蜜璃はもろに攻撃をくらった。



蜜璃は動かない。

気を失っているのだ。

Aは咄嗟に飛び出した。

『蜜璃さんは死なせない!』

炭治郎も禰󠄀豆子も、同じように飛びつく。

玄弥が全員を庇うようにして覆い被さった。

すかさず血鬼術が来る。

(まあそりゃ、そうだよねっ!)

決死の覚悟で刀を抜いた。



ズババっと攻撃が切れる。

Aの刀ではない。


「みんなありがとお〜!柱なのにヘマしちゃってごめんねええ!私、悪い奴には絶対負けない!覚悟しなさいよ本気出すから!」


蜜璃が目を覚ましていた。

ものすごい速さで刀を振っている。

攻撃はAたちに当たることなく、全て防がれた。



蜜璃が「憎」の鬼を相手取っている間に、Aたちは本体を追う。

本体は血鬼術で覆われている。

木の竜を何とかしようと張り付く。

玄弥がバリバリと竜に噛み付いた。

(え、玄弥君!?)

玄弥を心配するA。

禰󠄀豆子の血鬼術で竜が弱ってきた。

しかし、すでに本体はここにはいない。

(いたちごっこだ。)

奥歯を噛み締めるA。

不安を吹き飛ばすように蜜璃を見た。

(大丈夫。ここには蜜璃さんがいる。絶対に勝てる。絶対に!!)

「あそこだ!」

炭治郎が指差す。

本当に逃げ足が速い。

「いい加減にしろこの、バカタレェェェェ!!」

玄弥が木を引っこ抜いて投げた。

(えええええええ!?)

夜明けは近い→←悪鬼め



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ひかる(プロフ) - ミユさん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです(*^^*) (5月7日 7時) (レス) @page42 id: c4c9e482b4 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 普段小説などで泣かないのですが、大泣きしました。この作品大好きです。 (5月6日 22時) (レス) @page45 id: 14f11f958d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかる | 作成日時:2024年3月9日 9時

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