Sweet Lesson2

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課長の話が終わるとまゆが私のところに飛んできた



「A王子の指導係じゃんっ！いいなぁー」





「だから王子って笑 でも研修生がイケメンとかなんか大変そうだなぁ」





「何言ってんの！せっかくだから仲良くなりなよ！わかった？」




「うん笑」





そう言って仕事が忙しいからって急いで部に戻っていった






私もデスクに戻ると




「あのっ！」




見るとそこには噂の王子が




「佐藤さんに指導していただくことになりました、玉森裕太です！よろしくお願いします」





ぺこっとお辞儀した玉森くん





「こちらこそ！分からないことがあったらなんでも聞いてね」





少し緊張してるみたいだったから笑顔で挨拶した





「はい！」





玉森くんも笑顔で答えてくれた





「今日は初日だから会社の中案内するね」





「おねがいします！」






ーーーーーーーーー

「で、ここが会議室。プレゼンして意見を出し合ったりするところ、これでひととおり案内したかな」





「ありがとうございました！」





「何か質問とかある？」





「んー、失礼ですけど佐藤さんって何歳なんですか？」





「え、いや質問ってそういう質問…？」





「はい！」





そう言って玉森くんがふにゃって笑うからなんかもういいやっておもえてきちゃって





「27だよー、もう玉森くんからしたらおばさんだよね笑」





「いや全然！実は佐藤さんを今日みんなに紹介される前に見かけてかわいいなぁって思ってたんです」





「…へ？」





あんまりにもさらっと可愛いって玉森くんが言うからびっくりした




っていうか玉森くんそんなこと言うイメージ全くなかった…どっちかというとクールみたいな、意外とチャラい感じなのかな






「今こいつチャラいとか思ってます？」





「…うん笑」





「はは笑 素直、でもほんとですよ。だから僕の指導係が佐藤さんだって知ったとき、よっしゃって心の中で思いました笑」





そんなにストレートに伝えられると照れるよ…





「…// ありがとう」





「Aさん……」





「えっ？」





「って呼んでいいですか？」





やっぱこの人、イメージと全然違う




断る理由もなかったから





「うん、いいよ笑」





って答えた

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