Sweet Lesson2

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急に真面目な顔で言ってくるから


また心臓がうるさくなった




「…す、するに決まってるじゃないですか！」





「はは笑 そっか」




「逆にしないほうがおかしいですっ！藤ヶ谷さんみたいなイケメンさんにあんなに近づかれたら誰でもドキドキしますよ！」






「今俺さらっと褒められた？笑」






「はい笑 もっと藤ヶ谷さんは自惚れるべきです！鈍感すぎますよ」






「その言葉そのままAちゃんに返すわ」





「へっ？ 私なんか自意識過剰すぎて自分で呆れてますもん」





「はぁー、やっぱ分かってないんだね」





「何をですか？」





「Aちゃんさ自分のこと低く見過ぎ。Aちゃんは十分なくらい魅力的なんだよ」






「……」



ん？




「今私褒められました？笑」





「うん笑 褒めた」





「藤ヶ谷さんに褒めてもらえるなんて嬉しいです」





「だからもうちょっと自分に自信持ってね」




「んー頑張ります笑」





「よし、じゃあ次のトレーニングやろっか」




「はい！」









その後いくつかトレーニングをこなして


最後のストレッチ





「えっ硬っ！？これ全力？」





「全力ですよっ！これでもちょっと柔らかくなった方なんです！」




「ごめんごめん笑」





ひろに初めて担当してもらった時もあまりの硬さに驚かれたなぁってふと思い出した





ひろと違って優しく気遣いながら押してくれる太ちゃん



ひろだったら甘えんなって言って容赦ないからなぁ




「なんか思ったんですけど、北山さんと藤ヶ谷さんって正反対ですよね」





「んーたしかにお客さんによく言われる」





「2人ともそれぞれ素敵なところがあってジムで人気なのも分かります！」





「ありがとう、なんか照れるわ」




「藤ヶ谷さんの良いところ私もっと言えますよ？
笑」





「いや、遠慮する笑」





ーーーーーーーーー



「ありがとうございました！」




「はい、お疲れ様！」




「金曜日もよろしくお願いします！」





「金曜さ駅まで一緒に帰らない？」




「いいですよー！」




「じゃあ決まり、お疲れ様！」






太ちゃんと別れて



更衣室で着替えを済ませて



ジムをでた

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