Sweet Lesson2

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たしかにひろ以外だったら





太ちゃんしか知ってる人いないよなぁ





よし！太ちゃんに担当してもらおう！






長かった仕事をなんとか終えて

ジムへ向かった




「こんばんは〜」



いつも通り受付の美人さんにあいさつ



「今日の担当はどうされますか？北山は研修のため今週いっぱい、いないんですけど」





「藤ヶ谷さんでお願いします！」





「分かりました」





着替えを済ませてトレーニングルームへ行くと


スポーツウエア姿の太ちゃん



2日前に私服で会ってるからなんか変な感じ




「初めて佐藤さんを担当をさせていただきます。藤ヶ谷です、よろしくお願いします！」





「ふふ笑 お願いします！」




初めて会ったみたいな挨拶してくるから思わず笑っちゃった





「いつもはどんなトレーニングしてるの？」




「北山さんがメニューを考えてきてくれてそれに合わせてトレーニングする感じです」





「なるほどね。じゃあ今日は俺がいつもお客さんにしてもらってるトレーニングをしようかな」





「はい！よろしくお願いします！」









「はい、引いてー」




ただ今、背筋を鍛えるマシンを使ってトレーニング中




なのですが…





太ちゃんの手が私の背中に触れてて

距離も近くて心臓がばくばくしてる




しかも耳元で話すから声がダイレクトに耳に届いて

全然集中できない…





「はい、戻してー。ラスト1回！」





「はい！終了！」






「ふぅー疲れたー」




筋トレはもちろん、心の面でもずっとドキドキしっぱなしでもうへとへと…




「そんなにきつかった？大丈夫？」




って水とタオルを渡してくれた太ちゃん






「ありがとうございます！」






タオルで汗を拭いてパタパタと手であおいだ







「藤ヶ谷さんいつもこのトレーニングしてるんですか？」




もし、してるなら太ちゃんに担当してもらってる女の子達の心臓、どうなってるんだろって思ってると




「え、うん。そうだけど…もしかして触られるのいやだった？」






「別にいやとかじゃないんですけど…ちょっと心臓に悪いというか…」





「…」





「ふは笑 そういうことか笑」





「きっと藤ヶ谷さんが担当してる女性たちみんなそうだと思いますよ！」





「…ふーん、Aちゃんは？」





「え？」





「Aちゃんもさっきドキドキしてた？」

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