No.45 ページ6
そして、成龍悠貴こと龍貴悠星は私の世話人兼山河隊隊長補佐として新撰組に加入することになった。
ちなみに山河隊とは私が隊長を勤め、山賊たちが属する隊のこと。
1番隊とか2番隊とかと同じようなね。
悠星「それじゃあ、今日は僕と隊長とで市中見回りに行きます。」
結人「慎重に行ってくるでござる。いつ襲われるかわからぬでござるから。」
近藤「ああ、気をつけてくれ。」
行ってきます、と声をかけ夜の都に足を運ぶ。
この見回りこそ私の身に起こる2つ目の事件の発端だった。
悠星「僕はこっちを見回るので隊長は彼方をお願いします。
合流場所はこの分かれ道が再び交わる場所で。」
結人「構わないです。それでは後で。」
そういって私達は別れそれぞれの決めた範囲を見回る。
暫く歩いていると背後に気配を感じた。
結人「拙者の後ろを歩くのは誰でござるか?拙者はそう簡単に逃げはしないでござるよ。」
すると1人の侍が現れる。
結人「お主・・・土佐か薩摩か?」
そう問うが答えはなかった。
が、急に背後から襲われてしまった。
結人(しまった!仲間が他にも!
しかも背後のこいつ、かなり力が強い。いくら剣をやっているとはいえ振り払えない・・・。)
侍1「古高が受けた屈辱、貴殿にも受けてもらおう。」
そう言うと月の光が辛うじて届く建物の影に運ばれてしまった。
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作者名:さすらいの作者 | 作成日時:2017年11月22日 15時