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No.78 ページ42

それから私は土方を桜の木の根本に埋葬した。

結人「梅の木じゃなくてすみません・・・。」

私はあることを思い出していた。

あれはまだ皆と笑っていられた頃だ。

近藤『よし、俳句大会だ!!』

全『えー!!』

近藤『良いじゃないかたまには!!
なぁ、トシ?』

土方『まぁな。』

近藤『出来たら言えよー!』

山崎『ハイハイ!!出来ました!!』

近藤『丞!』

山崎『「梅の花 ふわりと香り 春誘う」どうですか?』

斎藤『ダメですよ、季語が2つ入っています。』

山崎『えー。』

近藤『トシ、お前はどうだ?』

土方『えっと・・・「梅の花 一輪咲いても 梅は梅」』

斎藤『ちょっ副長、季語のこといったそばから!!』

結人「貴方の俳句、いつ聞いても本当に下手くそでしたよ。
精々死後の世界じゃ腕を磨いておくことですね。」

私は笑いながら呟いた。

すると遠くから榎本が私を呼ぶ声が聞こえたのでそちらへ向かった。

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作者名:さすらいの作者 | 作成日時:2017年11月22日 15時

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