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No.66 ページ29

そして陸奥の港から出港する。
船尾から陸奥の港を眺めていると土方が声がかかる。

土方「結人殿。本当にこれでよかったのか?」

この決意がこれであっているのかと言うことか・・・。

結人「わからないでござるよ。

この決定が吉と出るか凶と出るかなど誰にもわからん。

吉と出ることを願うしかない。」

そう言うと土方に突然抱き付かれた。

結人「何をするでござるか!!」

私が抵抗してもなかなか離さない土方。

すると肩口に顔を埋め話す土方。

土方「お前は・・・女なのに・・・俺達よりもずっと若い女なのに・・・こんな目に遭って辛くないか?
未来世界では刀を振るうときなど・・・人を斬ることなどないのに・・・なぜこんなことをするのか理解が出来ねえ。」

でも、と続ける。

土方「でも俺は、そんなお前が好きだよ。
お前に男がいてもこれだけは伝えたかった・・・。」

その台詞を言った後土方は離れていった。


結人「・・・そんなこと言われたら・・・できなくなるでござる・・・。」

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作者名:さすらいの作者 | 作成日時:2017年11月22日 15時

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