No.62 ページ25
結人「こうなれば病床についている沖田殿も持ってあと2ヶ月・・・戦いたかったろう・・・。
病床についている沖田殿や近藤殿のためにも我らは立ち上がらねばならないでござる!」
私が新撰組に発破をかけていると何処からか声が上がる。
?「我も手伝わせていただこう、結。」
そこにたっていた痩身の男性は・・・。
結人「浩太様!!なぜここに!?」
私が驚いて問うとこう答えた。
浩太「我も山賊とはいえ侍の1人・・・。
病で散るなら沖田とやらの思いを背負い戦って散りたいと思って。」
はにかみながらも決心した顔をしていた。
結人「もう、戻れぬかも知れない・・・小姫や子息殿、早苗様に二度と会えない可能性が十分にあるでござる。
それでもいくと申されますか?」
私は最後の問いをした。
浩太「構わない・・・彼女らに安心できる未来と、
結たち未来世界人が帰る未来が得られるのであれば我は命も惜しまない。」
そうか・・・と口の中で呟いた。
私は彼の覚悟を見誤っていた。
結人「浩太様がそこまで望むのであれば拙者に止める権利はございませぬ。
共に未来を築きましょう。」
まことの歴史を守りながらこの約束に報える戦いをして見せよう。
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作者名:さすらいの作者 | 作成日時:2017年11月22日 15時