16星屑きらきら ページ17
ブルーベリーショコラとのお話
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大先生と会ったのは高校生のとき。
いつも長袖の服を着て、前髪を伸ばし、黒いマスクをつけていた。
友達もいるはずがなく、体育が終わり一人で校舎に戻ろうとした。
僕は見学で、体育に使った用具を片付けていたので周りに人はいない。
強い風が吹いて脱ごうとしていたジャージの上着が飛んでいった。
[やば...ｯ!]
下に半袖を着ている、のだが。
包帯で腕が覆われている。
所々血が滲んで、悲惨な状態になっていた。
早くジャージを取らなければ、と振り返る。
??[うぉお?!]
飛んだ僕のジャージに驚き肩をびくつかせる黒髪の男がいた。
僕のジャージだと察したのか、ジャンプして取って此方に渡す。
遠慮ぎみに礼を言うとええよええよ、と言って頭を撫でてくる。
ん?この人ソッチ系の人?
??[中性的な顔しとるなーあと腕大丈夫なん?たぶんリスカやろ?]
[...なんでですか?]
??[自分に自信持ってへんやろ、前髪切ってマスク外せば絶対美人になると
思うんよー]
からからと笑うその人がいつの間にかマスクに手をのばし
マスクを取った。
??[待って、まさか男なん?]
目を丸くし頬をひきつらせる彼を睨み、マスクを奪い取った。
身長とかで気づくべきだろ。
マスクを急いで付けてジャージを羽織る。
[気づいてなかったんですか...呆れますよ]
そういう人大嫌いです。
そう言うとさっきとなんら変わりない笑みで、よく言われるーと流された。
校舎に引き返す。
??[絶対、マスクはずした方がええで!!]
最後までそう言われ、折れてしまった。
マスクを外し、ジャージのポケットに突っ込み振り返る。
負けました、呟いて肩を竦めると満足そうに彼は笑った。
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人生で一番驚いた日、それはマスクを外してから一週間後のこと。
初めて告白されて戸惑い、断った。
女の子が去ったあと、校舎のかげから誰かが出てきた。
??[なんっでお前俺が目つけてた子に告白されてん?!]
[知りませんよ...ああいうタイプ無理です]
きゃーきゃー騒ぐ前の人。
嗚呼やっぱりチャラい人だったんだ。
少しだけ憧れてるかもなんて思った自分に殴りかかりたい。
これが腐れ縁の始まりだった。
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のんのん - うぅ最後泣いたよォ(´｡･＿人)ｼｸｼｸ… (2019年5月13日 17時) (
レス) id: 4b3b4a2400 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 最後らへんちょっとポロッときた...あれ...しょっぺえ... (2018年12月25日 23時) (レス) id: f3f5551f99 (このIDを非表示/違反報告)
ほいっぷとるて(プロフ) - 活動名が(名前)という設定ですよーコメントありがとうございます！ (2018年9月30日 9時) (レス) id: 5654af0fd4 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ - まさか活動名がそのままだとは…w (2018年9月29日 21時) (レス) id: 8e9347cdc4 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ - ほぁっ!?名前ロムにしてたから活動名でびっくりしましたww (2018年9月29日 21時) (レス) id: 8e9347cdc4 (このIDを非表示/違反報告)
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