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私たちの間に静かに風が吹いた
ゾムはゆっくり息を吐いてから、上を向く
それから「シッマ、オスマン呼んでくれへんか…今からAんちの前の公園に」
コネシマはそれに頷き、携帯を開き電話をしに少し離れる
「っ……」
『……ありがとう、ゾム』
「俺が知ってんのは、Aが死んだ後の話…Aがなんで殺されたのかは一切知らん」
『…うん』
「これを聞いても、あいつの事嫌わないでやってな」
あいつとは
グルッペンの事だろうか
コネシマが電話をし終え、楓ちゃんたちがいなくなったらことを確認して3人で外へ出た
無言が続く
グルッペンが、本当に楓ちゃんを殺したのなら
何故彼は私を思い出せないのだろうか
私を拒否しているようには見えない気がするが
逆に、楓ちゃんとあんなに係わっていてもなお思い出さない理由
楓ちゃんも、仮にも殺された立場なのに
……何であんなにグルッペンに固執するんだろうか
「A」
『…え？あ、ごめん』
「……あんまり無茶すんなよ」
『うん』
わからない事が多すぎる
これから聞く話も
私が知っていい話なのかもわからない
…私が知らない話は、たくさんある
「おーオスマン」
「待ったか？すまん」
「待ってへんよ、今来たところ……」
3年はたくさんの課題に追われているらしい
ひとらんもトントンもエーミールとも会う頻度が落ちていた
マンちゃんとも、あの日以来あんまり会ってなかったのが事実で
電話やメールはしていたから久しぶり感はないけれども
顔色は良さそうだ
彼はニコニコしながら正面から抱き着いてきて頭を撫でてくる
「…怖いめぅ？」
『ううん、みんないるから…大丈夫』
「おいオスマン近すぎるやろ」
「ゾムも大して距離感かわらんやろお前」
オスマンが離してくれて、それから4人でブランコの上に腰かけた
キィっと久しぶりに聴く音
ゾムが深呼吸をしてから「……Aが、死んだあの日」と口を開いた
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ﾏﾓﾙ - 小説タイトル｢414｣が抜けてますよー (2020年1月27日 10時) (
レス) id: b586f5dcc3 (このIDを非表示/違反報告)
ラテラル - 自分の靴の上にスノードロップがあったら普通に怖いですよね。読んでいたらこの花が出て来てビックリしました (2020年1月26日 22時) (レス) id: a6f89088d1 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮 - じっくりと読んできましたが最高です。泣ける場面もあって…終わってほしくない！と思ってしまいます笑応援しております。頑張ってください！ (2020年1月26日 20時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
キアラ(プロフ) - 続きが気になるぅぅ!もう毎日！楽しみにしてます！もう通知が来たらはっ！転生しました｡か？って思ってすぐ占いツクールに来てしまいます笑とても面白いのでラストスパート頑張って下さい！ (2020年1月26日 10時) (レス) id: 9f6d02a74a (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 面白すぎて泣きそう色んな意味ですごいです！これからも楽しみにしてます！ (2020年1月20日 18時) (レス) id: 4d25c318a8 (このIDを非表示/違反報告)
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