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私の顔を覗き込んだオスマンが真剣な目で見てくる
『……』
「絶対、守るから」
「オスマンがおるなら頼もしいなぁ」
「……A、どうかしたの？」
頭に浮かんだのは楓ちゃんの泣き顔
兄さんがタバコの火を消して、ソファーに腰かける私の前に座った
覗き込まれ手を握られる
彼のタバコの匂いに我に返った
『…婚約は、どうなったの？』
「……グルッペン自体は断っていたみたいやけど…その」
「あの後……楓さんの身元が不明になってて」
兄さんの手がピクリと動いた気がした
「調べた後、殺さなかったん？」
と口を開き、すぐに彼の方に視線をやる
私の視線に気がついた兄さんは少し黙ったが
「まさかA…殺さないで欲しいなんて思っとったん？」
彼の冷たい目が、私を見る
思わず逸らしたくなってしまう
それでも弱気になるなと自分を心の中で叩いた
『…殺すのは、違うんじゃ……』
「何が違うん？…同じ苦しみを味わってもらわんとあかんやろ」
「俺も、違うと思ったんやけど」
私と兄さんの冷たい空気を割ったオスマンが、持っていたマグカップを机に置いた
しんぺい神が
「そんな顔せんの……落ち着き」と兄さんにひと押しして
俯く私に、オスマンは安心した声で
「俺の考えは、間違ってなかったんやな」
と小さく囁いた
「……ゾムもな、兄さんと同じで…殺したがってたんよ」
「むしろなんで殺さないの…？その意味がわからんけどな俺は」
『でも、楓ちゃんにだって…』
「コラ…兄さんイライラせんの、タバコでも吸ってき」
ゾムの名前が出て、兄さんは私から手を離した
しんぺい神の声にも反応せずに、彼は立ち上がる
彼の目は酷く暗かった
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ﾏﾓﾙ - 小説タイトル｢414｣が抜けてますよー (2020年1月27日 10時) (
レス) id: b586f5dcc3 (このIDを非表示/違反報告)
ラテラル - 自分の靴の上にスノードロップがあったら普通に怖いですよね。読んでいたらこの花が出て来てビックリしました (2020年1月26日 22時) (レス) id: a6f89088d1 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮 - じっくりと読んできましたが最高です。泣ける場面もあって…終わってほしくない！と思ってしまいます笑応援しております。頑張ってください！ (2020年1月26日 20時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
キアラ(プロフ) - 続きが気になるぅぅ!もう毎日！楽しみにしてます！もう通知が来たらはっ！転生しました｡か？って思ってすぐ占いツクールに来てしまいます笑とても面白いのでラストスパート頑張って下さい！ (2020年1月26日 10時) (レス) id: 9f6d02a74a (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 面白すぎて泣きそう色んな意味ですごいです！これからも楽しみにしてます！ (2020年1月20日 18時) (レス) id: 4d25c318a8 (このIDを非表示/違反報告)
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