ななじゅうはち ページ33
神山side
子供になってからは初めての電車で、乗り物酔いせんか心配やねんけど。
桐山「大丈夫やろ。飴ちゃん舐めさせとく？」
って照史が言うから、とりあえず飴だけでも配って。
テンションが高い間は大丈夫やろうけど。
藤原「神ちゃ、抱っこ！」
神山「んしょっと。」
運転席の近くまで寄ると、手すりに摑まる丈。
神山「みんなと一緒やなくてええの？」
藤原「うん。こっちの方が見えるもん。」
まぁ確かに高い方が見やすいけど。
藤原「あとね、神ちゃんの抱っこ好きやねん。」
神山「え、あ、うん、ありがとうな。」
急に告白されちゃったわ。嬉し。
藤原「あ！」
目の前から、別の電車がやってきて。違う種類のやつだから、もうみんなすっごいことに。
神山「シーだよ、シー。おっきなお声は出しちゃだめやで。」
初犯やからまだ優しめに。次からはちゃんと怒るで。
藤原「和也、こっち。」
大橋「何？」
藤原「ちょっとしたら富士山見えるで。」
ドア前に立って、和也も抱っこして。
藤原「この住宅街抜けたら見える。」
丈が言った次の瞬間に、ほとんどが白い富士山が見えて。
神山「知ってるん？」
藤原「何度かお仕事に行く時にね、通ってん。」
大橋「でも、最近は通ってへんやろ？」
藤原「うん。」
大橋「よう覚えてたね。」
藤原「俺の記憶力なめんな。」
そんな丈橋を見せつけられてる内に、乗り換え駅に。
桐山「はい、いつものメンバーとお手々繋ぐか抱っこされてください。」
俺はそのまま抱っこ。
桐山「今からちょっと歩くで。複雑な道やから、はぐれたらホンマに分からんくなるからな。」
照史がめっちゃ釘さして、出発。
ラッシュは過ぎとるけど、流石東京と言うべきか、人は多かった。
藤原「変装、せんでええの？」
神山「大丈夫やろ。バレたらバレたや。」
藤原「心配やわぁ。」
神山「ファンの子に抱っこされとるの見られるん丈やで。」
藤原「……そうやん、やだぁ。」
神山「ほら、行くで。」
ジタバタする丈を抑えながら電車を乗り換える。
桐山「もう少し時間あるな。」
電車が来るのは約3分後。でも混んでるから下せへん。
？？「あのぉ、すいません。」
後ろを振り返ると、何やら2人組の女性が立っていた。
神山「あ、はい。」
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tk18com(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています。心無いコメントは気にせず、ゆっくりでいいと思います。更新楽しみにしてますね♪ (2023年2月9日 22時) (
レス) @page31 id: 5117a3c46d (このIDを非表示/違反報告)
おずんぼ(プロフ) - なにわさん» リクエストありがとうございます！少しお待ちください (2023年1月24日 7時) (レス) id: 0f935c1a4c (このIDを非表示/違反報告)
なにわ - 初めましてリクエストですリトル関西が遊びに来る話です (2023年1月23日 22時) (レス) id: 1a5244f6b7 (このIDを非表示/違反報告)
おずんぼ(プロフ) - 芝原瑞果さん» 了解です！ちょうどラジオの内容を考えてたので、ありがたいです。 (2023年1月19日 21時) (レス) id: 0f935c1a4c (このIDを非表示/違反報告)
芝原瑞果(プロフ) - おずんぼさん» 追記でもし書いてたら大丈夫ですが小さくなったなにわ男子について語る2人もお願いします (2023年1月19日 20時) (レス) id: 0e05e8da71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おずんぼ x他2人 | 作成日時：2023年1月5日 20時
